こんにちは。
大変ご無沙汰をしました。
ブログをお休みはしていましたが、日常はお休みすることなく過ごしておりました。
何の変化の無いような毎日でも
人との関わりの中で、様々な思いが通り過ぎます。
先日の事でした…
随分前に勤務先でレジの途中にお客様にガラケーで自分の顔を撮られたというお話、ご記憶でしょうか。
その男性は、私の父親より少し若いかな❓くらいの年齢の方で、何年も前に奥様を亡くして一人暮らしでした。
写メを撮ってから7年くらい経った時に
「あの頃の君だよ」
と言って見せられた時
「削除してください」
と言ったけれど、どうなったのか…
昨年の今頃のこと、私がレジ以外の業務でパソコンに向かっていたら覗き込んで
「お昼はまだ❓よかったら一緒に」
と話しかけてきたので
「すみません、こんな仕事なので何時に行けるか分からないんです」
と言ったところ、バックから何やら取り出し始めました。
咄嗟に私は、それが手紙であると察しました。
こうなると、私はもうどうしていいのか分からないので、逃げ出しました。
そういう時にうまく断る事が出来ないんです。
言い方は色々有るでしょう。
「会社からそういう事は禁じられています」とか。
その後も店内を探していた様でした。
数年前から、男性の方は変わり始めていました。
一日に何度もお財布を落としたり、買った商品はぐちゃぐちゃに袋に入れたり、洋服のお洗濯もできていない様でした。
しっかりした方でしたが、軽い認知症だったのかもしれません。
一人暮らしは心配でした。
その方が数週間前に私のところに来て
「県外(娘さんのところだと思う)に行く事になりました」
「いつまでも輝いていてね」
・・・
何故もっと優しくできなかったのだろうか。
食事を断ってから
「この前は叶わないことを言ってごめんね」
と声をかけてくれました。
お買い物に来る頻度は少なくなっていましたが、たまに来ても一言も喋らずに帰って行きました。
こういう仕事をしていると、たった数分の関わりでも、お手紙を貰ったりすることはよくある様です。
私に限らず、他の人もそういう事が有ります。
人の孤独というものを感じる事も多くなりました。
買い物に来なければ、一日中声を発する事も無いということもあるのかもしれないです。
現在の私もそれに近いと思います。
お手紙に関して私が怯んでしまったのは、以前に60代くらいの男性の事がトラウマになっていたのかもしれません。レジが終わった後に茶色い封筒をカゴの下に落としたんです。私は気付いたので「これ落ちてますよ」
と言ったのに、そのまま行ってしまったんです。
封筒は開いていて折れ曲がっていました。
貴重な物が入っていたら困るので(現金とか)後で他の人と中身を確認したら、便箋が入っていて
「あなたが他人とは思えない。
今度自宅のドアの前に目印をしておくので、訪ねてきて欲しい…渡したい物がある」
もっとずっと長かったですが、こんな内容でした。
怖くなり、勤務先に相談したところ、色々な案が出たのですが
「中身を見ていない事にして、知らん顔を通す」という事になりました。
私に出来るかは不安でしたが、やってみたら、それ以来何事もなくなり、その人はターゲットを変えました。
次のターゲットの人は、ちょっと変わっている人でした。
色々なものをもらっていた様です。
その人はもう辞めましたが、辞めた後、ずっと探していましたね。
手紙に関しては、こんな怖い体験が有ったので、受け取りたくないという気持ちが先に立ってしまったのですが、今も、受け取った方が良かったのか、そして、それに対してきちんと答えれば良かったのか、悶々とします。
私はあの方の「輝いていて」という言葉を思い出すと涙が出そうになります。
レジが混んでいて、次の方がそのお客様に対して「あの人知ってるの❓マスクもしてないよね」と言われ、何人も並んでいたので立ち去ったその方に声をかける事すら出来ませんでした。
孫もいる年齢の私は、輝くという言葉は死後だと思っていました。
それは見た目の輝きではなくて、内面のことなのだと気付きました。
けれど私は、あの方に対して決して優しくなかった。
私は心に闇を持っています。
なのにそんな風に言ってくれた事、そして、あの時の会話が最後なのだと思うと、色々な思いが駆け巡ります。
今は、若い頃に過ごした地に帰って、どうか穏やかな日々を送れます様に、心から願っています。
生きて行くことは、虚しさや悲しさ、切なさ、どうにもならないこと、そんなものを沢山懐に抱えて行くことなのでしょうか…
私には答えは出ません。
そんな思いの中
20代の頃の様な怖いもの知らずの自分では有りませんが、このブログをお休みしていた間に始めた事が有ります。
独学で鉛筆画を始めました。
通信教育も考えたのですが、過去にいくつか挫折している事、申し込みの葉書を出してからの手間を考えると、鉛筆とスケッチブックだけ有ったらすぐに始められるので独学を選びました。
実は、始めるのはカラオケも良いなと思っていたんです。
コロナ禍の今、カラオケはずっと遠ざかっていましたが、一人カラオケなら良いのでは❓
そして、その歌をアップしようと目論んだりしたのですが
今は《カラオケで歌ってみました》的なYouTubeは著作権の問題でまずいそうですね。以前は沢山見かけた様な気がするのですが。
法にふれてはいけないので、歌は諦めました。
というか、夢ちゃんとのお散歩で、以前ひぐらしの鳴き声をアップしてから、やり方を忘れてしまった私なので、やったとしても相当な時間がかかった事でしょう^_^
せっかく師匠さんに教えていただいたのに…
そんな流れで、色鉛筆画やってみました。
或る休日、整形外科の後に本屋さんに向かいました。
ここの所本屋さんにいく事が無かったので、色鉛筆画の本が何処にあるのか分かりません。
趣味のところを探しても有りません。
暫く色々歩いた後、従業員の方が来たのでたずねました。
全然違う場所でした😣
趣味ではなくて専門書みたいなブロックに有りました。
一通り見たのですが、それだったらスマホで検索できると思い、その分の資金を色鉛筆に充てる事にしました。
それに費やす時間は限られています。
仕事の日には出来ません。
お休みでも病院が有ります。
お休みの日の昼下がり
その時間限定で始めました。
元々絵を描くのは好きで、中学の頃は美術部に入っていたんです。
どちらかというと抽象的な物よりも、写実的な方が得意だったと思います。
そういえば、小学生の頃の夢は漫画家になることでした。
夢は夢で終わりましたね^_^
こうやって、ブログをお休みする流れになった事は、私にとって良かったのかもしれません。
少し立ち止まって、違う視点でもう一度何かを始めてみる。
本当は、もっと大きな目標が有りました。
それは、小説を書く事です。
しかし、今自分自身がそれに向かった時、多分眠る時間も惜しんで没頭してしまうのではないか
いえ、そうでなければ出来ないような気がするのです。
でも、鉛筆画を軽るんじているのではないと分かっていただきたいのです。
或る人が、小説に限定せずに、自分の思いを表現するのだったらどんな形でもいいという様な事を言ってくださいました。
鉛筆画も、小説も、自分の内面からの表現という形では違いは無いと思えました。
今の私には、この絵を描く事で、何か乗り越えられる様な気持ちになるのです。
それが、表現の最初の一歩になれば…
それは、このブログで出会えた人の存在はとても大きいです。
《年齢はただの数字》
私はこの言葉の意味を思う事が多くなりました。
自分はもうこんな年齢だから、そう思ってしまうと、ほんとうにもったいない。
いくつになっても、何かを始める事は出来る。
遅すぎる、なんて事ないんだって。
このはてなのブログで、私は素敵な出会いがたくさん有りました。
師のような方
繊細で、無限大な才能を持ち、それを表現している方
夢ちゃんつながりで、拝見しながらハマってしまった方々
似たような地域に住んで心優しい方
花やバイクを愛する方
釣りをする方、お花を育てる方
猫ちゃん、ワンちゃん、鳥さんなどの動物と暮らす方
ご家族を大切にして、愛情のこもったお食事を作る方
行動力が有って、引きこもりの私に臨場感を与えてくださる方
離れた地から、いつも優しい視線を送ってくださる方
全ての出会いに感謝です。
では、私の処女作ご覧ください。
モデルが良いので(夢ちゃんです^_^親バカ丸出し)
結構ボロが隠れてますが。
タイトルを敢えてつけるとしたら
『迷コンビ』
でしょうか。
夢ちゃんのこの笑顔は、三男が撮った写真です。
私に向けたものではないのですが、一応ストーリーを作りまして(詐欺じゃないか)
おかあちゃんである私が、コットンに化粧水を染み込ませて肌ケアをしている姿を見て、夢ちゃんが
「おかあちゃん、なにそのすがた、ウケる」
と笑っている。
そんな感じです。
夢ちゃんは割とうまく描けたのに、自分はダメですね。
全然似てません…
でも、いくつになっても重みの無い感じは表現出来たのかな❓と思っています。
私の場合、樹木の年輪の様に、毎年毎年経験を重ねていく、中々そうならないんですよ。
それが私の、人から天然と言われてしまう所以なのかもしれないですね。
人はそれぞれ、色々で、みんな違います。
その人なりの輝き、それは永遠のものなのだと
あの方の最後の言葉が教えてくれました。
こんな私ですが、これからもどうかよろしくお願い致します(^^)
そして、当ブログのコメント欄ですが、私自身まだ開けるという気持ちに至ってはいないんです。
人の優しさがすれ違ってしまう事の怖さを知ってしまい、それによって自分自身が疲弊したり、本意ではないのに他人に嫌な思いをさせてしまうという現実を目の当たりにした経験は、すぐには消し去る事は出来ませんでした。
誰も悪くない、私の読者様は皆様優しさの塊の様な方ばかりです。
そんな出会いをいつまでも大切にしたい、その思いだけは分かっていただけると有り難いです。
そして、私は今日も、早起きをして夢ちゃんとお散歩をして、お仕事に行き、夜にはビールで疲れを癒す^_^
そんな毎日を送っていると思っていただけたら嬉しいです。
新居の方は大分暮らしやすくなってきています。
自宅に残った物は、処分対象が殆どですが、ついこの前には黒いスチール棚を、スプレーで白色に変身させて電子レンジの台に活用しました。
なるべくなら捨てたくない、その思いは常に持っていました。
もう10年以上、人が出入りしない部屋に置き去りにされたスチール棚、再生した姿をいつかご覧いただけたら嬉しいです。
ちなみに、転居先の居間は壁が真っ白なんです。
なのでそれに合わせて真っ白にしました。
白い部屋、初めてですがとても落ち着きます。
ここに越して良かった、今はそんな思いです。
皆さま、遠い空の下、じゅんちゃんおばちゃんは、頼りなそうでいて、それでも逞しく生きている、夢ちゃんとふたりで。
出会ってくださって、ほんとうにありがとうございます。