JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

粉雪の想い出

おはようございます。

《粉雪》といえば レミオロメンさんですよね❣️

しかも、私の住む地域から車で30〜40分程の所の出身という事と、三男の中学の時の担任の先生が藤巻さんと同級生という事が、より親近感を増してます。

とは言っても、私はレミオロメンさんの名前を中々覚えられませんでした。

ロミオ…ロメオ…❓❓

歌も知らずにいて

或る日、当時ガラケーだった長男の着メロから《こな〜ゆき♪》と流れた時に

なんて良い曲なんだと衝撃でした。

歌というのは色々印象が違って、何回も耳にして好きになっていく場合と、粉雪のように、一瞬で心に響く(人によって違うという前提です)奥が深いですよね。

その頃、我が家は大変な時期で…

私は二十歳の長男と、小学生だった次男、三男と4人で歩き始めた頃でした。

奇しくも、ほんとうにあり得ない事なのですが、ダブルワークしていた二つの企業が2ヶ月の間に共に閉店してしまったんです。

正月明けて数日の間に、撤退した企業の後片付けをしました。

6階建てのビルが空っぽになった時、ほんとうに虚しかった。

そして、私は今の職場にすぐに面接に行き、4日だけ休んで新たな職場に行く事となりました。

失業保険の手続きすらしませんでした。

とにかく直ぐに働きたかった。

でもきっと疲れていたんでしょうね…

初出勤の前夜、39度の熱に襲われました。

風邪薬を服用して、冷やして

なんとか出勤しました。

初日から休むわけには行かないので必死でした。

しかし、最初からマクスという事で、顔を覚えてもらうにはちょっとまずかったですよね。

その頃、通勤の時にいつも車で粉雪を聴いていたんです。

だから、粉雪を聴くとその頃が甦ります。

必死だったあの頃。


粉雪を知る少し前、閉店した企業に勤務していた頃

精神的な事で仕事が出来ずにいた長男が、雪の日に私を迎えに来てくれた事が有りました。

長男の車に乗る前に、空を見上げると

真っ暗な空から粉雪がサラサラと睫毛の上に落ちて来ました。

ヤヤサヤ

やさしい音が聴こえました。

あの感触は今も覚えていて

その時にはまだ存在しなかった粉雪という曲が、あたかもその時に知っていたような気持ちになるのです。

冬の或る日、私は年齢も性別もバラバラな友達数人と誕生会をしました。

深夜、長男は車で迎えに来てくれました。

まだ仕事が出来ていなかった長男…

真冬のオリオン座が輝いていて、裏通りで車を降りてふたりで見上げました。

凍てつく夜空に散りばめられた星たちは、キラキラと輝いて 

《きれいだね》

呟いた長男の心は、冷え切ってはいなかったろうか…

その時の事、長男は覚えているだろうか…

私には大切な大切な記憶になっているけれど。

辛い時もいつもそばに居てくれた子供達がみんな巣立って

今の生活になって久しい。


こんな自分が今、思う事 

普通のおばさんでも、生涯に一度くらいは何かを作り出す事が出来る

きっとできる。

そんな思いが溢れます。

粉雪は私を救ってくれた。

作者の意図は違うのかもしれないけれど、受け取る側は自分の状況を重ねてしまうのです。

詩とメロディーの素晴らしさが、心に響く時、受け手にはちがう形で変化する事もあるのだろう。

そういった、音楽、書籍、さまざまな物の、無限な可能性を改めて感じた日でした。


それでも現状は厳しく、私自身は立ち止まっています。


昨日は一日大雪の予報でした。

前日に買いだめする人が多く、年末年始並みの忙しさでした。

降り続く雪の中、午前中は買い物客の方も多かった。

多分、前日に買い物出来なかった人が、積もる前に済まそうという事だと思います。


降り続く雪。

15分だけ早く返してもらいました。

帰宅途中、駅前はモーグル状態、ハンドルを握りしめて運転して、なんとか無事に自宅に帰り着く事ができました。

実は、昨日2月10日は、一年前の事故に遭った日なのでした。

深夜まで雪は降り続き、今調べた所勤務先のある町では29センチくらいの積雪だったみたいです。

早朝、窓を開けて外の写真を撮ろうと思ったら、窓が凍って開きませんでした(寒〜)f:id:JunchanObachan:20220211064345j:plain富士山はf:id:JunchanObachan:20220211064419j:plain

こんな風。f:id:JunchanObachan:20220211064449j:plainこれは前日、9日の8時50分頃です。

明日は大雪と言われながらも、それが嘘みたいな穏やかな朝の富士山でした。


あの頃のように、空を見上げて雪を感じる事が無くなって久しい。

あの頃だって、雪が積もったら通勤が大変だとか思っていただろうに。


雪は、過ぎ去った日々

大変だったけれど幸せだった頃を蘇らせて

舞い降りる雪の彼方に、あの頃の私が居るような気持ちになりました。


今朝は、すこし哀しく


でも、それでも前を向いていこうという

決意が出来たようにも思います。


だれかさんがお散歩まちをしています。

この子f:id:JunchanObachan:20220211064936j:plain

家ではこたつとファンヒーターがお友達のくせに

昨日などは積雪の中に飛び込んで行ってました。


幸い今日はお休みなので

お風呂に入ってあったまって

(気温差は注意してるので直ぐに屋外には出ません) 

太陽の光がたくさん届く時間になったらお散歩に行こうと思います。


皆様の地域はどうでしょうか。

色々な道路事情が有ると思います。

くれぐれも、気を付けてお出かけくださいね。

いつもありがとうございます。