夏至の頃は私の誕生日です。
今年の夏至は21日だったので1日ズレました。
朝長男が「今日は誕生日だね」
その言葉だけで1日のスタートはいい感じ⤴️
梅雨の真っ只中とはいえ晴れています。気分良く夢の散歩スタート。
我が家まで200m位のところで突然の雨。しかも早い速度でアスファルトに黒いシミが広がる。
「夢、走ろう」
濡れながらも何とか我が家が見えた時、いつも朝の8〜9時頃に歩いているおばあさんが濡れネズミで歩いている姿が…
その方は、杖をつきながら毎日歩いています。多分リハビリなんだと思います。そんな人が…と思ったら、家の玄関で長男に
「いつも杖で歩いている人いるでしょ、濡れてるんだ、この雨で、お母さん傘を持っていくからね」
玄関開けたままの会話。夢は廊下に現れた長男にビビって外に逃げそうになっちゃった😱
「何やってるの」
長男の言葉に冷静になって、それでもはしょって説明。
走って行って傘をさしかけました。
名前も知らない方ですが、家はすぐ近くです。
リハビリの為に歩くのはゆっくりです。仕事…ギリギリかな❓
家に着いたら「ありがとう」
それで別れました。
自分の中で、良い事をした…そんな気持ちが浮かんでしまうのか❓
人に対してさり気なく出来る優しさ…その素晴らしさを知っているので、今日の自分の行動を語るのは恥ずかしい。
もう数年前の事です。
姉の次男が深刻な病にかかり手術となりました。頭です。
手術の次の日に、姉の運転で1時間以上かかる医大へ行ったのですが、姉は自宅近くを運転するだけの人だったので、交差点の名前とか、行く道順を書いてあったのが…
目印の少し前を左折してしまい、凄く道が入り組んだ住宅街に入り込んでしまったのです。
彷徨った挙句に、人が庭先にいたので声をかけました。
「〇〇病院まで行きたいのですが」40代とおぼしき女性が対応してくれて、庭にはお年寄りがいました。
「少しお待ちください」
その人は一旦家の中に戻りました。
暫くしたら、お年寄りを車に乗せて出てきて
「着いてきて下さいね」
一瞬「えっ❓」
と思いましたが、姉は車を走らせました。
病院が見える所まで来たら、その人はハザードを点灯させ駐車、姉の車に駆け寄ってきて
「ここまで来たらわかりますね❓」
と言い残し去って行きました。
姉と私はお礼を言うのが精一杯で、その方の名前も伺うのも忘れてしまったのです。
その日の姉は、朝から次男の事が頭から離れなかったでしょう。
そんな時に受けた、善意、一生忘れないと思います。
あの方のような事が出来るだろうか❓
私がもし同じ立場だったら、道順を口で説明するだけだったと思います。
わざわざ車を出して、しかも1人に出来ないお年寄りも連れて道案内をしてくれた、その行動があまりに自然だったのです。
そんな風に当たり前のように人に対して優しくできる、そんな人が居るんです。
その後姉と私は、お礼に行きたいと話していましたが、なにぶんにも迷って行ってしまった場所の為に、再度いく事が叶わずに今日を迎えてしまっています。
その日見舞った甥は、術後という事もあって具合は最悪、吐き気も有ったり可哀想でした。
そんな中で、温かい気持ちにさせてくれた人の優しさ、姉にとっては救いになったと思います。
私はまだまだ未熟者です。
運転中にあまりに非常識な人に出くわすと「チックショー」何度も小梅太夫化します。
こんな事呟きながら、私の生まれた日は過ぎてゆきます。
因みに、誕生日を告げる時に或る有名人を言う事が多いと思いますが、私は山本周五郎さんを第一にあげます。 同じだなんて嬉しい。
最近は伊野尾慧(Hey!Sey!JUMP)彼の天然具合はなんか親しみ感じます。
そんな風に語りながら、また1つ歳をとってしまいました🎂