おはようございます。
今日のお休みは、早起きをして自宅に行ってたこ焼き機とか、残っている衣装ケースなどを持ってくる予定でした…
しかし、目が覚めたのが6時過ぎ。
案の定、夢ちゃんが黙って私の頭の傍でお座りをしていました。
これは夢ちゃんの
『おかあちゃんがねぼうしている』多分そう思っているであろうと思う行動です。
時間が何故わかるのか❓
やっぱりそれは、野生の感というものなのでしょうか。
私の寄り添ってくれる夢ちゃんの優しさを感じる一瞬です。
予定が狂ったので、遅れて毛染めを始めました。
1時間半かかりました。
散歩は10時過ぎてしまいました。
夏にはこんな事は絶対にできません。
私が寝坊したら、スッピンででも散歩に行くべきですね。
今日は、私がいつも通勤で通る際の事をお伝えしたいと思います。
勤務先まであと4分くらいの場所
三叉路の交差点の左側に、5メートルくらいの高低差が有る場所に、まさしく昭和の遺産の様な一戸建ての貸家が何件か見えるんです。
信号待ちで止まることが多いので、そこを目にする事は多いです。
坂を下った所に有るその貸家、手前の一件にしか目が行きません。
そこは、もう凄く昔、私が故郷であるこの地域に戻ってきた頃に或る2時間ドラマの撮影に使われました。
地元で今でもそれを覚えているのは、多分私だけでしょうね…
ドラマのストーリーは、旦那さんが失踪して、辿り着いた場所がその貸家だったんですよ。
まさに、ひっそりと身を隠して暮らすのにはピッタリ❓のような片田舎の貸家。
私が車から見る位の映像でしか使われませんでしたが、私には直ぐに分かりました。
その旦那さんが玄関に入ろうとするシーンだけだったので、室内は別の場所で撮影されたんでしょうね。
旦那様は渡辺篤史さん、妻役は沢田亜矢子さんだったと思います。
40代の方には分からないかもしれないですね。それくらい前のドラマです。
それから数十年後、実際にその貸家に住んでいた女性が、殺人事件の被害者となってしまったのです。
突然のすごい展開に驚かれた方もいらっしゃいますよね。
そういうお話になるので、苦手な方は読むのをやめてくださいね。
それはニュースで知りました。
新聞配達をしている女性が絞殺されたという事件。
新聞にはその人の名前は勿論ですが、どこの出身なのか、どういう人生を送ってきたのかが簡潔な記事になっていました。
犯人は数日後に逮捕されました。
同じ職の知人の男性。
借金を断られたのが引き金だったのです。
お会いした事もない女性でしたが、必死に生きて来た人が、なんの落ち度もなく一瞬で人生を終わらされてしまった事の無念さが、私の心を締め付けました。
犯人が逮捕された日、職場での帰り、反対車線なのでその貸家は見えませんが、捜査の終わりを告げる様に片側通行になり警察官の方が何十人も立って交通規制をしていました。
もう10年以上経ちましたが、その貸家の雨戸が開かれる事は一度も有りません。
事故物件…
その事を不動産屋さんに言われた事が一度だけあります。
数年前、私はペット可のリゾートマンションを探していました。
その時問い合わせをした物件での事です。
価格も手頃で、私の住む市の境界線近くだったので、隣の村とはいえ遠い感じは無い物件でした。
電話で対応してくださった女性は
「こちらのお部屋は以前何人も亡くなる事故が有りました。けれど今居住者がいるので、次の人には告知の義務は無いのですがお伝えしておきます」
という事でした。
告知義務が有るのは、新たに入居する人だけなのですね。
私は、その不動産屋さんは信用できると思いましたが、何年も経っているとはいえ、元々怖がりな私はそこは無理だと思いました。
私の遠い記憶が蘇りました。
そういえば、10年以上前に、GWに会社の保養所になっているマンションに宿泊した何家族かが亡くなった事故。換気扇に鳥が巣を作っていて、暖房とか調理の煮炊きなどが換気されなくて、一酸化炭素中毒になってしまったのでした。
尋常では無い人数、多分8人とか…
悲しい事故でした。
リゾートマンションの換気扇は危険だと、その時思いました。定住の場合は大丈夫でしょうが、冬場に使わない場合、管理人が居るとはいえ換気扇の巣までは見なかった。可哀想な事故でした。
そして、私がいつも目にするその貸家は、もう入居者がある事は無いでしょう。
所有者がそうしているのかもしれないですね。
田舎は、都会よりもずっと近所が濃厚です。
周りに住んでいる人はずっと記憶しているだろうし…
今散歩を終えて帰って来ました。
10時過ぎても爽やかな感じで、夢ちゃんも嬉しそうでした。
写真も撮りましたが、今日のお話にはそぐわないので掲載をやめますね。
帰り道、この前ブログでお話ししたお花が咲いていました。
アプリで調べたら、このお花は《ハルジオン》でした。(下には夢ちゃんの耳👂)
ハルジオン→花びらが細くて数が多い。
どうか、あの女性、事故で亡くなったご家族、最期は苦しかったかもしれないけれど、ハルジオンが野に咲いて、5月の爽やかな風に吹かれてゆらゆら揺れる、そんな風に穏やかな魂でありますように。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。