JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

彼女の歩いた軌跡

おはようございます。

今日は連休二日目です。

何も予定がないので、部屋の模様替えをするつもりです。午前中はそれに集中し、午後は夢ちゃんと韓ドラで癒される予定(^^)

家を整理するのには理由もあって、明日三男が来る予定なんです。

一緒に暮らしていた頃は、今日はズボラで良いなんて思っても、たまに帰ってくるようになった今は気を使います。

 

今日は、以前同じ職場にいた人のお話をしたいと思います。

その人は、とても明るくて声が大きくて、お酒が大好きな人でした。

それだけ聞くと、私と気が合ったろう❓と思うかもしれないですが、そうでもなくて…

私の性格は、キッチリしないと気が済まないし、良い加減にできないのですが、その人は、調子がいいというか、そういう点でちょっと感銘するところは無かったんですよね。

あえて、飾りのない言葉で話してしまいます。嘘はつきたくないから。

向こうも、多分ですが、私の事は《面倒くさい女だな》と思っていたと思います。友達にはなれませんでしたが、あの明るさを私は好きでした。

仕事で知り合った時、その人は姉の個人的な知り合いだったのだと知りました。

姉は飲み会に行く事もあったので、「あの人はみんなを盛り上げて楽しい人だよ」と話してました。

コロナ禍になる以前から、勤務先では飲み会も無くなっていましたが、そういう事が多かった時、彼女は凄く嬉しそうでした。そういう場が好きだし、お酒も呑める方だったから。

仕事柄、勤務先が閉店するのは21時の為、皆が揃うのは早くても21時半。だから宴会を先に始めるにしてもあまり早くは始められないですよね。多分19時過ぎにしていたと思うのですが、彼女はその時、家ですでに呑んでから来ていましたね。息子さんに送ってもらって、気分は上々でした。

トイレに行って帰って来た時に、ふらついてぶつかりそうになったりしてました。

一度退職して、数年後に再度入社しました。

その時には一回り痩せていて、以前とは明らかに違っていたんです。

彼女の言動はどんどんおかしくなり、マスクをしていてもお酒の匂いがするようになりました。

車通勤なので、飲酒運転ではないだろうと信じていましたが、前日に深酒して残っていたのでは❓と皆思っていました。

皆が心配する中、彼女は短期間に3回事故を起こしました。

以前のブログでその事故のことは少しお話ししたかもしれないのですが、その彼女の事です。

明らかにおかしいので、皆は病院を変えた方がいいのでは❓と話しましたが、彼女は頑なに「20代の頃から世話になっている先生だから」と言って頑として聞き入れませんでした。

そのうち、腹水が溜まり始め…

結局退職したのですが。

一昨日、姉から彼女の訃報を知らされました。

腎臓は以前から良くなかったけれど、15日に花粉症の注射をしたら、次の日に具合が悪くなったという事でした。

私はそれを知った時、鳥肌が立ってしまいました。

どこまでも明るくて、おしゃべりが好きだったあの人がそんな事に…

腎臓はずっと悪かったと聞いていたけれど、最近は普通にしていたらしいのに。

調べたら、花粉症の注射はリスクがあり、腎機能障害なども起こしやすいとありました。医師によっては注射はしない人もいるみたいです。

彼女は腹水が溜まった時点で、今までの主治医から紹介状を書いてもらい総合病院を受診して直ぐ入院になったんです。

もっと早く総合病院に行っていたらと思うし、花粉症の注射は何処で受けたのだろうと疑問が残るのですが、訃報を知ったのが一昨日なので、まだ詳しいことは分からないんです。

しみじみ、セカンドオピニオンの大切さを思いました。医師も人間です。診断を謝る事も有るだろうし、信用しないというのではなく、他の医師の見解を知るのは大切な事だと思いました。

付き合いの長い医師だからって、気を遣うのは違うと思います。

私が今、彼女の事をブログでお話しした理由は、彼女は突然こんな事になってしまったけれど、私の知らない青春時代を過ごしただろうし、旦那さんとどんなふうに巡り合って結婚したのか、息子2人を授かり、彼女はちゃんとひとりの大切な存在として存在していたのだ、それを伝えたいと思ったから。

私は、心配してラインをした事も有るのですが、彼女からの返信は有りませんでした。それが彼女の答えなのだと思いました。

あの人にとって私は、煙たかったのだろうな…

彼女とは平行線だったのでしょうね。

でも、やはり私と同じような立場の人に訃報を伝えたら「彼女とは仲が良いとは言えなかったけれど、病院とか処方された薬とか心配で世話をやいたりしてたので、信じられない、残念です」と言いました。

たとえ人間関係が微妙でも、具合の悪い人に対しては見過ごす事ができなかった、職場の人の気持ちをひしひしと感じました。

私も、会った時には色々話していたのだけれど…

最後に話したのは、彼女が辞めると知った時、痩せているのにお腹だけぷっくりと膨らんでいて、私は心から《大事にしてほしい》と話しました。

あの時が最後になるなんて思ってもいない事でした。

多分、訃報を知ったのは勤務先では私が最初だと思うので、個人的に仲良かった人には連絡しました。その人は『家も知らないので、心で冥福を祈る』と返信が来ました。

人の繋がりは様々です。

職場だけの付き合い、家も行き来する友達、職場で仲が良いけれど、それ以外の付き合いは無い、色々です。職場で仲良かった人は、飲み友達だったんでしょうね。なので、職場を去ったら中々会えなくなるのでしょう。

私などは、引きこもりに拍車がかかっているので、高校時代の親友とも何年も会わずにいるし、以前は定期的に会って来た人とも連絡は中断して、夢ちゃんとの生活が全てみたいな日常です。

命は…突然終わってしまうものなのですね。彼女にしても、体調は良くなかったにせよ、花粉症の注射をするまでは普通の生活をしていたらしいので。

今は、心から彼女のご冥福を祈ると共に、彼女の人生は、きっと幸せなのだったと思っています。

ひとりの人が生きた奇跡をお伝えしたくて今日はお話ししました。

私よりも3才年下の人でした。

結構強い日本酒なども呑んでいたようですが、私には無理なので、今日は私が飲めるビールであの人のことを偲びたいと思います。

《もっと仲良くなりたかったね》

私の本心です。

泣けて来ました…