JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

悲しいお別れ

こんばんは。

今日ですが、職場で或る人の訃報を聞きました。

その人は、私の勤務先のお客様で、年配の女性です。

出会いは、数年前…

私に話しかけて来ました。

「これは何処にありますか」 

その人の手元を見ると、親指大の黄色い物がラップにくるんでありました。

多分マーガリンかバター。

ちょっと違和感を覚えましたが、その売り場までご案内しました。

「ありがとう」

と言ってくれたので間違いなかったんだと安心。

その人は、何処となく私の母に似ていました。

それから数ヶ月後の事。

その人は、お弁当などを持ったまま外に出てしまい警察沙汰に…

そういう事が何度かあった時、私は上司に伝えました。 数ヶ月前にラップにくるんで持って来た時に違和感が有ったので、もしかしたら認知症ではないかと。

私が伝えるまでもなく、上司はそうだと思っていた様でした。

それ以降、ひとりでお買い物に来ると、缶ビールとかをポケットに入れて帰ってしまうという行為が毎日続きました。

職場では、家の人と一緒に買い物に来る様にお願いしましたが、どうしてもひとりで来てしまい、そして持っていってしまいます。

その繰り返しの日々。

「ひとりでは来ちゃいけないって言ったでしょ」

責任者が伝えても

「売ってください‼️」 

段々口調が乱暴になっていきます。

穏やかな、優しそうな人だったのに…

歩いて買い物に来るので、顔は日焼けして元気そうでした。

ここ数日来ないなぁとみんな感じていました。

そして、今朝、亡くなったと聞き愕然としました。

あんなに元気そうだったのに。

悲しくて、仕事中もその人の事が頭に浮かんできました。

毎日のように私の職場に来るのは、好きだったからなのか。

それとも習慣でそうなっていたのか。

毎朝見かけたその方を、もう見る事ができないと思うと、悲しくて仕方ありません。

どうか、今はいいところに行って、幸せでいてほしい、そう思います。

いつも同じ物を身につけていたので

◯◯のおばあちゃんと呼ばれていました。

私の職場は、観光地のために観光客のお客様は凄く多いですが、地元のお年寄りのお客様も多いんです。

こういうお別れは、とても切ないです。f:id:JunchanObachan:20210612212659j:plain数日前の、夕焼けの時間帯の富士山。

この空を、おばあちゃんも見たのかな。

今日はこれで失礼します。