こんばんは。
明日はお休みです。
今夜は、ふと過去の、たった数時間の出会いを振り返ってみたくなりました。
こんな時に、文章の難しさを感じています。
それは、自分の思いが強くなりすぎると独りよがりになってしまうからです。
なので、皆様には、そんな事が有ったんだなと思っていただけたら幸いです。
20代半ば、私は岐路に立たされていました。
長男はまだ1才にならない頃、職場復帰を控えて教習所に通っていました。
そんな時、長男は肺炎をこじらせて2ヶ月以上の入院になってしまいました。
私は会社を退職して、長男が健康を取り戻した頃を見計らって中断していた教習所に通い始めたのです。
その時は、家族としてまだやり直せると思っていたから。
長男を預かってくれる人はいない為、教習所の託児所に預けながら、何とか最終試験までこぎつけたのです。
そこは、二俣川の免許センターでした。
一日がかりになってしまうので、その日は独身寮で同室だった親友が預かってくれました。
その子も同じ頃に女の子を出産して、親友でありママ友という存在でした。
毎週お互いの家を行き来していたのは今でも楽しい記憶です。
私がなぜ、突然こんなお話を書きたくなったかと言うと
読者をさせて頂いているはっち555さんの記事で二俣川駅という言葉を目にしたから。
はっち555さん、最近ご無沙汰で申し訳ありませんでした。
あの日、私はひとりで横浜の二俣川駅に降り立ちました。
泣いたり、泣いたりしながら(残念ながら笑った事は無かったんですよね)
ようやく卒業試験まで辿り着きました。
初めて訪れた場所、こんなに沢山の人が集まっても知る人は1人もいません。
そんな中、私は近くに居た3人の方と何気なく会話をする様になりました。
試験のあそこはどうだったとか…
そして私を含めて4人で昼食をとることになったんです。
メンバーは、30代とおぼしき男性、多分40代くらいの女性、そして大学生の男性でした。
いつしか会話は30代の男性がリードして、その男性は教習所に通う事になった経緯を話し始めました。
その人は、死亡の人身事故を起こしてしまい免許取り消しになったとの事でした。
これから初めて免許を取得する身としては、全員言葉が出ませんでした。
しかし、その人の話はその場にいた3人には強い戒めとなったと今でも思っています。
まだ携帯も無い時代…
皆で連絡先を交換して別れました。
その時、私の名前はその場にいた全員の記憶に残ったと思います。
何故なら、当時有名なアイドルと同姓同名だったから。
例えば《山口百恵》さんみたいな。
そして、話題は大学生の子になって、有名大学の法学部に通っていると。
30代の男性が「じゃあ、もし弁護士になったら訴訟が頼めるよね」と話したのを今でも覚えています。
私がそんな状態であるのを見透かしたような言葉だったから。
それが秋のこと。
辛い毎日を過ごしても年は明けます。
その時の私は、やり直せるものならやり直したい気持ちも有ったので、実家に帰ったり、戻ったりを繰り返していたと思います。
一通の年賀状が届きました。
大学生の子からでした。
「何回か電話をしても出ないですね。どうしていますか❓」
会いたいと言うような内容でした。
私はそれに返信する事はありませんでした。
どうすることも出来なかったのです。
今の時代だったら、ライン交換して皆で暫くは連絡を取り合うようになったのかな、なんて思います。
あの時の私は、自分の置かれている現状から逃げずに、長男とふたりで歩いて行く道を探していたように思います。
今の私が、天然ながらもメゲずに歩いているのは、きっとあの頃の私が有ったからなのかな❓
ふと思いました。
もしかしたら、私以外の人達は連絡を取り合っていたのかもしれないです。
そして私だけが
「音信不通なんだよね」
という風に言われていたのかもしれないです。
もしもそうだったら、嬉しい気もします。
たった数時間だけの出会いでも、そして顔も覚えていないけれど、あの時出会った人達はとても魅力的な人達だったから。
きっと人って、理屈じゃなくて引き合うものって有るんですよね。
あの時、みんな知らない同士でしたが、4人は引き寄せ有っていつしか会話をしたんですよね。
《二俣川》
その言葉で遠い日々が蘇りました。
私には遠い遠い、眩しい記憶です。
あの大学生の子も、今はおじさんですね^_^
いい弁護士さんになっていたら嬉しいです。
今日はとても暖かでした。
病院の予約が夕方しか取れなくて、忙しい職場を16時までにしてもらい行って来ました。
腕や肩の炎症は中々取れません。
それでも、眩しい富士山を見ると元気になります。
今夜は富士山の写真で締めくくらせていただきます。朝8時半です。
雲がとても綺麗でした。
明日は、新しい車が納車になります。
やっと、という感じです。
色は薄いブルーにしました。
インパクトのある鮮やかな青と迷ったのですが、決めてから友達が
「水に流すって思ったら水色はいい色だよね」と言ってくれて、人のそんな言葉に日々救われているじゅんちゃんおばちゃんなのでした。
納車されたらブログに載せたいと思います^_^
皆さま、拙い私の呟きに最後まで付き合ってくださってありがとうございました。
明日も、みなさまが幸せでありますように。