明日の通夜の前に納棺し火葬しました。
父は風になりました。
強い風と雨でしたが、外に出る時は雨も止んで濡れる事はなく終わりました。
実家の前の桜の木、春なら満開の桜…今は枯れた木の向こうに爽やかな青空が見えます。
私の父に、実の息子の様に育ててもらった私の長男。
昨日から気丈にしていましたが、聖苑に行った時には、タガが外れた様に泣き出しました。
長男は実の父親を知りません。
だから私の父が、祖父というより父親だったのです。
父も、孫たちの中では一番可愛がってくれました…
別れはいつかやってくる。生を受けた時から終わりに向かって歩いている。その終わりの日はいつなのかは誰にも分からない。自分自身もそう。だから毎日を精一杯生きたい。
長男は父ともいえる存在を失ったけれど、これから歩む道は長く続く。
幸せな道を歩いてほしい。
心優しい大人になった長男。
じいじ、こんな子に育ててくれて本当にありがとう。