こんにちは。
今日から2連休です。
最近たまに有るのですが、寝坊しました…
目覚めたら7時20分。
この前の様に、夢ちゃんがピッタリと傍にお座りしてました。
「ごめんね、寝坊しちゃった」
安心した様な夢ちゃんでした。
姉の所に訪ねる約束をしていたので、朝のお風呂はやめて、食事とお散歩、それでギリギリでした。
最近遅い勤務ばかりになっていたので、7時過ぎに目覚めても絶対に遅刻にはならないのですが、やはり5時過ぎに起きる習慣を続けていきたいと思っている私です。
姉の所に行って、姉から孫の話とか、自分達の両親の話とかした時に、私はふと、自分の両親は今の自分の年齢の時はどうだったのだろうと思い返してみました。
私が長男を連れて、見知らぬ県外へ行き働いていた頃、何度か尋ねてくれた両親。
父はその頃が今の私と同じくらいの年齢だったのだと気付きました。
私は県外のホテルで勤務して、腰を痛めて1年未満で退職した後、ストレートに故郷には帰らなかったんです。
寮を出て、古いアパートを探し、両親はそこにも来てくれたんです。
まだ自分で頑張ろうと、職探しもしました。小さな子が居ると中々見つからず、取り敢えずファーストフードのお店でバイトを始めたのですが、腰が悪化。鎮痛剤の副作用で血尿が出てしまい、そこで私も観念しました。
故郷に帰ると連絡した時、父は実家のすぐ近くにアパートを借りてくれました。
私の気持ちは、ご近所の手前両親が色々言われるのではないかと、それが心配でした。
それは杞憂で、ご近所もあたたかく迎えてくれました。
保育園や職場も決まり、今思えばあの頃は希望に満ちていた気がします。
保育園の行事も、殆ど参加していましたが、父の日のイベントだけは休みました。
今思えば、長男は行っているので、私も参加すれば良かったのに…
その頃の自分は、行く気持ちになれなかったんですね。
長男が持ち帰った父親の似顔絵は、頭がバーコードの私の父の顔でした。
その時は笑いましたが、今になって、その時の長男はどんな気持ちでじいじの顔を描いたのかな、切なくなります。
長男は父親の顔を知りません。
県外に旅立った頃の或る日、長男は小さな膝で正座して(2才くらいでした)父親と撮った写真を見て泣いていたんです。
私は、その日から父親の写真を全て隠しました。
いつか大人になった時に、本人が見たいと言ったら見せるつもりでしたが、長男は一度も見たいとは言いませんでした。
長男にとって、私の父親、祖父が自分の父親という存在だったのですね。
他にも孫はいますが、父は晩年になっても長男の年齢だけはいつも把握していました。
孫は皆平等に可愛かったと思うのですが、長男が私の父である祖父を父の様に思っていたのと同じで、父も長男の事を、年の離れた我が子と捉えていたのかもしれません。
介護施設に入所してからは、私が訪ねるといつも長男の話になりました。
父が亡くなった年の秋、部屋から撮った写真です。
父はいつもこの風景を見たんですね。
すぐ近くには大きな神社⛩があって、富士山の雪解け水が流れる川が有ります。
小学生の頃には、家と反対方向なのに、この写真の場所ではありませんが、神社の中にある川で遊びましたね。
今思うと危ない遊びだったと思います。
父が旅立った時、長男は、裾野にある聖苑で、居ないので探しに行くと広いロビーの椅子にひとりで座り
『どうしてだろう…ずっと大丈夫だったのに』と言って涙を流しながら天を仰ぎました。
私はそばを離れました。
長男は、ひとりで心の父とお別れをしているのだ。
そう思いました。
皆のいる所に戻った長男は、もう普通にしていました。
私にとって、あの時の長男の姿は、一生忘れない光景です。
父は時として、長男を甘やかしていました。それは祖父としてだったのでしょうね。
でも、間違った事は叱っていましたね。
そんな祖父の姿を見てきた長男は、心優しい大人になったと思います。
いつだったか、誰かが長男の事を褒めたら、その時は母が「オレの育て方が良かったんだ」自慢げに言ったんです。
そう、長男は、私の両親に育ててもらった様なものです。
一緒には暮らしていませんが、保育園の送り迎えもやってくれました。
私の休みの日は自分で送っていましたが、本当にお世話になったと思います。
今子育て中のご両親が、自分達で送り迎えをして仕事に行く姿を見ると、本当に偉いなと思います。
きっとその子達は、親がそんなふうに頑張った姿は覚えていると思います。
長男も、祖父母が自分にしてくれた事はずっと忘れないでしょう。
祖父母のそういう姿が、今の長男の優しさの礎なんですね。
大人になった子供達を思うと《小さな頃にもっと色々な事をしてあげられたのではないだろうか》
そんな思いがよぎります。
でも、いつも日も、私なりに精一杯やってきたのだと、そう思う事にします。
いつもとは違う時間にブログに向かっていると、夢ちゃんはどこかに行ってしまいました。
さっきまでこんな風にしてました。
カメラを向けたら…
もう気付いちゃう。
今日は、お母さんお寝坊のため、朝のお散歩が少し短かったので、夕方は長く行きたいと思います。
出会った頃と、お散歩の速度も全然変わらない夢ちゃん。
《これからも一緒にお散歩しようね》
4月には、長男と一緒に狂犬病の予防接種に行く予定です。
夢ちゃんは、未だに長男を家族の一番強い人と思っている様で、診察台に載せられると長男の顔を見るんです。
緊急の時は私ひとりで連れていきますが、予定の立てられる通院は長男に付き添ってもらうつもりでいます。
夢ちゃんも安心だろうと思います。
今日ですが、少し泣いてしまいました。
午後のひと時は、韓ドラを観てゆっくりしたいと思います。
明日は、朝早く起きて自宅に行ってくるつもりです。
みなさま、最後までお付き合いくださりありがとうございます。
良い午後の時間を過ごされます様に。