JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

卒業の日に思う事

夢ちゃんとの朝の散歩の時です。近所の小学校が卒業式という事に気付きました。

秋川雅史さんと思われる歌声がしたのです。とても厳粛な感じの。

小学校の校庭の前には家族で経営する商店が有ります。気付いたらその曲は、その家の玄関の前に置かれたラジカセから流れていました。

家に帰ってから調べたら、多分その曲は『あすという日がー絆と卒業のうたー』だったのだと思います。

あの商店の前にはいつも小学生がたむろしていました。塾に行く子、親の迎えを待つ子…6年間子供達を見守り続けた店主の優しい心遣いに心が温かくなりました。

3人の息子達の小学校卒業の日を思い起こしています。

長男の時は、在校生が《君をのせて》を歌ってくれました。音楽の授業参観の時にその歌を歌った事が思い出され大号泣となりました。後で長男は「おまえの母さん随分泣いてたな」と冷やかされた様です。

次男の時は、恒例の、式の後の食事が思い出されます。その時に、初めて言葉を交わしたお母さんと(そんな事も有るんですね)今もお付き合いをしています。

三男の時は、退場する時にWaTの《僕のキモチ》が流れました。アイドルの歌が流れるのが意外で、嬉しくもありました。そして、その前年にデビューした彼らが今年惜しくも解散してしまいます。時の流れを感じずにはいられません。

三男が小学校を卒業する2年前に、我が家は母子家庭となりました。

あの頃、ただひたすら走り続けたあの頃。典型的A型人間の私は、何事もキッチリやらないと気が済まない性格でした。でも、そんな事言ってたら昼も夜も働けません。時間が足りないのです。それが出来る人も居ると思いますが私は無理…

心が限界に来た時が有りました。

明日も早い…けれど、洗濯が出来ない。スイッチを押す事すら出来ないのです。やっと動き出せたのが深夜12時の時も。

いつかテレビで見た事が過ぎりました。突然鬱になった主婦の一番最初の症状が、コップの水を汲みに行く事が出来なくなった…たったそれだけの事が。

似ている。危ないと思いました。

私の中で危機管理が機能した瞬間です。悪く言えば、ズボラです。

後回しにできる事はやらなくなりました。少し心が楽になりました。

でも、いつも心の隅っこに、あ〜あの頃の様にキッチリ暮らしたい。

あれもこれも気になる、そんな思いは常にあります。だから今は、1日10〜15分でもいい、気になる所を整理しよう、それが目標です。(注意、我が家はゴミ屋敷ではありません(笑))


今月23日、三男は大学を卒業します。三男は塾には1度も行きませんでした。私が聞くと、行きたくないと言ったようにも記憶していますが、我が家の家計を考えていたのでしょう。国公立大学に通い、そしてこれから奨学金を返済していきます。私は、この子に何をしてあげられたのかな❓

遠い昔に、幼稚園の七夕の短冊に(お母さんの頭のいたいのがなおりますように)○○レンジャーになりたいとか書いてる子が多い中、三男の優しさに涙しました。

三男に限らず、皆優しく育ってくれました。我が家の最後の卒業式、私は3人の息子達にありがとう、本当にありがとう、そう伝えたいです。子供の成長と一緒に、母として勉強してきたんだと思います。

お母さんを育ててくれたのは3人だね、ありがとうと。