JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

母の恋

母が見ることが出来なかった桜が、そろそろ散り始めています。

月命日の日に(父と母は同じ月命日です)父が夢に現れて、私と三男にレストランでご馳走してくれました。ボーイさんがKis-My-Ft2の藤ヶ谷さんだった。何故そこに❓


夢ちゃんとの朝の散歩も寒さを感じても爽やかな毎日です。

そんな散歩の時に、私は色々なことを考える事が有るんです。

「家の断捨離をそろそろ本腰入れなきゃ」

に始まって、母の居たあの部屋を思い浮かべました。あの部屋からはベッドも無くなって、その側に置いてあった小物を入れる引き出しはそのままですが、中身は姉と弟が早い段階で整理していました。

仕事をしている私は、休みの日に中を確かめようと思っていたのです。

その中には…

母が初めて心臓が苦しくなった時に運ばれた総合病院の、退院した時の領収書が入っていました。

それは、母にとってなによりも大切な物だったのです。


もう8年近く前の深夜、誰から電話を貰ったかは全く覚えていないのですが、実家に着いた時母は苦しそうにあえいでいました。

「今死ねない、お父ちゃんが困る、今死ねない」

そんな事を言って、私が励ましているうちに救急車が到着し、車で後を追いました(勿論信号は守ります)その時の母は父の面倒をみていたので、まさに老老介護でした。

処置室に運ばれた母を、広くて真っ暗な待合室の片隅で待ち続けました。

苦しそうに叫ぶ声が1時間以上続き、やっと処置室の扉が開かれて、母は病室に運ばれました。

数日後に主治医から聞かされたのは《たこつぼ心筋症》という初めて耳にした病名でした。

その時の主治医は30前後と思われる、凄いイケメンの先生でした。

マスクをしていたので、内心「マスクをとったら普通なのでは?人間そんなに完璧な人が居ないだろうし」何て私が思う余裕もできる程、母は回復していました。

MRIの検査に付き添って廊下で待っていると、その主治医が現れて、数分会話を持ちました。その時マスクを外し、その姿は…完璧も言える整った容姿。


何故私が急にその時の光景を思い出したかというと

数日前に松坂桃李さん主演のドラマが始まりました。私は相手役の山本美月さんがわりと好きな女優さんなので録画しておいたのです。 

そのドラマは、山本さんの高校時代の片思いの相手が松坂桃李さんで、12年後に再会するのですが、スポーツマンだった桃李さんは事故で車椅子になっていた、という展開です。

第1話はとても感動的な内容でした。


母の主治医はどことなく松坂桃李さんに似ている、私はある日それに気付きました。

そして母の気持ちにも。

ある時、実家で一緒に食事をしていたら母が

「この人は朝ドラの時と全然違う」

何かのインタビューを受けている松坂桃李さんでした。

「そりゃそうかもね、朝ドラの時は戦時中の設定だから地味だったんじゃないの❓」

「こんなに違うのか」

母はずっと見つめていました。

母の眼差しのその奥には、あの母の命を救ってくれた主治医が映っていたのだと、私は暫くして確信することになるのでした。


母のその時の入院は1ヶ月以上でしたが、元気に退院することが出来ました。

その入院中に、母には恋心が芽生えたと思われます。

看護師の人に「あの先生は結婚しているのか❓」と聞いたら「さあね、自分で聞いてみれば^_^」と言われた、それは多分私だけに話してくれた母。

退院後初の外来での時 その医師は

「救急車で運ばれた時に処置をした看護師に○○さんは歩いて退院したよと伝えたらとても感動していましたよ」

そんな言葉に母は嬉しそうでした。

そして帰りの車の中で

「あの先生はね、凄いお洒落なんだよ。白衣も特注で肩の所に名前の刺繍がしてある。そんなの着ている医者は見たことが無いよ」

ずっと話していました。

1ヶ月後の通院の時、その医師はもう居ませんでした。東京の大学病院に異動になったと聞きました。 

「そうだよね、ずっと田舎の病院に居るような人じゃない」 母は寂しそうでした。

不思議なもので、自分達の意思とは関係なく、その病院との関わりもそれで終わる形になってしまったのです。 

何故かというと、又母が苦しくなって救急車を呼んだ時、2つある総合病院は曜日で担当が決まっているので、別の病院に運ばれることになってしまったのです。

そこで長く通院する事になった母。

そこで出会った循環器の先生は、見た目は髪の毛がくしゃくしゃで金田一耕助の様でした。

腕は良い先生でしたが、母はそれが不満のようでした。

「なんであんなに髪の毛がボザボサなのか…」

まさに、金田一耕助探偵を可愛くしたような医師でした(笑)(童顔なので)


ある日、母の引き出しを整理していたら

あの総合病院を退院した時の領収者がしまってありました。

あの主治医の名前が記入してあります。

「まだ待っていたんだね」 その問いに、母は何も答えませんでした。

私はその時、乙女のような母の気持ちを感じ「元気に退院した時の領収書だものね、大切だよね。○○先生にもお世話になったしね」

と言いながらも何も行動に移さなかった。

「大切なものだからちゃんとファイルしておこう。 」そうしておけば良かった。


母が居なくなって数週間もしないうちに、姉と弟はそこの引き出しを整理して、全て捨ててしまったようです。

私が休みの日に

「今日はね、ここに大切な物が入っているので取っていきたいと思って」 

「領収書だったら全部捨てたよ」

………💧💧💧

私がいけないのです。

兄弟に一言言っておけばよかった。言ったかもしれないけど、ちゃんと伝えなかったのかも。

ほんとうにその時は後悔しました。


数日前、勤務先のお昼休みの時に友達にその話をしたところ

「大切だと思う物の尺度は人それぞれ違うからね、○○ちゃんにとって大切なものでも、他人には紙くず…は言い過ぎかもしれないけど、何も感じないという事も有るよ」

「私はね、母が作ってくれたぬいぐるみをこの前捨てたんだ。でも自分の記憶の中にはずっと残っているから」

その言葉を聞いて泣きそうになりました。

そう、母が恋した医師のこと、そっとしまっておいた医師の名前の入っている領収書

私の記憶の中には母と一緒に永遠に残っている。

蛇足ですが、金田一耕助さんの領収書は山ほど有るんですけどね^_^


今朝は散歩の時に、ふとその時の事が頭をよぎって

そして、金田一耕助さんが主治医になってからの母の頑張り

心臓が苦しくならならないように勧められたオートセットという、空気を肺に送る在宅医療をずっと続けて頑張った。 

マスクを長時間つけるので、鼻の所に跡が付いていた母の顔を思い浮かべた時

散歩中でありなら喉の奥から嗚咽がこみ上げてきてしまった。

夢ちゃんが振り返って

「おかあさんどうしたの❓

夢、ジャンプしようか」

ありがとう、夢ちゃん。

気を取り直して、今日一日頑張って仕事してきました。f:id:JunchanObachan:20190418231006j:plainあの日の富士山を見たくなりました。

今日のように、母を思い出して泣いてしまった時

この季節には現れた事のない鳳凰の姿を見たいと思います。



ふたりの夕焼け

こんにちは。
久しぶりの連休です。
私がやっている事と言えば、溜まったHHDの録画の整理と、細かい書類の整理。
実は私には或るトラウマが有ります。
元々几帳面だったので、色々な細かい物は整理していました。家もキッチリ片付いていたのです。何が何処に有るかも分かりやすく出来ていた。
これは過去の事ですので聞き流して頂きたいのと、こんな事有るんだなと記憶に残してもらうのも良いのかもしれないのでお話しします。
前の旦那さんは借金を作ってしまいました。
分かった時には年収分くらいに膨れ上がっていて…
弁護士に依頼するにはどのくらい有るのかなはっきりさせて行かなければなりません。
金融業者は本人でないと開示してくれません。
私は本人と一緒に、1日かけて回りました。
そしてそれを集計しなければなりません。
でも、本人は一向にやらない。問いかけると
「明日やる」
私は、深夜までかかって借金の内訳を(7社くらいありました)一覧表にまとめました。
本人は…イビキをかいて寝ていました。
私はその時
もうこの人とは居られない、そんな風に思いました。
弁護士に依頼し、示談にして借金の額も数百万少なく出来ました。それをこれから返していくのです。地元の金融機関から借りる事が出来たのが幸いでした。
しかしそれ以降
郵便ポストを開けると、何十枚ものハガキ、そして夜の9時以降になってもかかってくる電話。
示談にした事への報復なのだと思います。
本人はもう別居していたので居ないので何も感じていなかったようです。
一度あまりの電話のしつこさに受話器を上げてから切ってしまったのです。
それが相手の怒りをかって
「子供をさらわれたいのか⁉️」と留守番電話で脅されました。警察にも行きました。
お金はほんとうに人を狂わせます。
私が借金の収支を記入して明らかに分かったことが有るのですが、例えば今日2万返済しなければならないとします。
当然無いので他社で借ります。だったら2万で良いのに3万借りるんです。1万は自分の小遣いになるんです。
ほんとうに恐ろしい…
前置きが
今日のエントリーとは全く違う内容になってしまいました、すみません。
そんな訳で、私は郵便物を開くのが怖くなり、電話には未だに出られないです。
なので、アポ電とかにはそもそも出ないので引っかからないです。
しかし、郵便物は困ります。下駄箱の上に数日間放置してしまうことも有ります。今は変な郵便は来ないのに…
何か解決策無いですかね❓
「ズボラを直せば良い」そうなのですが…
今こうして、夢ちゃんと一緒に居られる私は、ほんとうに幸せものだと思います。
そして先代の子達にも随分と救われました。
「子供をさらう」と脅された時、下の2人はまだ小学生でした。 
私が昼も夜も仕事で留守番が多かった。本当に心配でした。
でもそんな時、ふたりのワンコが居る、変な人が来たら絶対に吠えて威嚇してくれる、そう思うと家を空ける事の不安が少し薄れました。
いつも寄り添ってくれていたふたりのワンコ。
「幸せだったのだろうか」今でも思う。
お母さんは幸せだったよ、そしてお前たちのお陰で夢ちゃんにも出会うことが出来た。

先週のお休みの事、夕方の散歩で随分久しぶりに夕焼けを見ることが出来ました。f:id:JunchanObachan:20190414111913j:plain
そんな風に夕焼けの中を散歩できるしあわせ。
今日は夢ちゃんの写真は有りません。
けれど、夕焼けのこっち側にふたりで居るんだ、そんな風に想像していただけると嬉しいです。
そして、私と夢ちゃんはしあわせです。
穏やかな時間、ちょっとくらいは痛いところがあっても、争いもなく、明日への不安もない、それがしあわせなのだと思った日でした。
もうお昼になってしまいますね。 
コツコツと整理を続けます。
夢ちゃんはいい子にしてます。
夕方、また夕焼け見られるといいね。
皆様の元にもステキな夕焼けが現れますように。

雪のち晴れ

昨日は日中雪が降り続きました。

幸いお休みだったので朝のお散歩もゆっくりです。f:id:JunchanObachan:20190411214856j:plainイキイキしているのは夢ちゃんだけだよ…

雪、好きだなぁと思う。

それは歩き方でもわかる。

「おかあさん、早くいこうよ、いこう」

後ろ姿がそう言っています。

空き地に積もった雪の中を歩くのが大好き。f:id:JunchanObachan:20190411215101j:plainやっと咲いた桜は可哀想。f:id:JunchanObachan:20190411215141j:plain水分をたっぷり含んだ春の雪。

粉雪の何倍の重さがあるんだろう。

さくらさん、頑張って。f:id:JunchanObachan:20190411215304j:plain私の心の問いかけに

「がんばる」と言っているようでした。

雪は降り続いている、こんな日は休みだったら家でゆっくりしていたいものです。

しかし、16時半にAKAの予約があったので、夢ちゃんに行ってくるよと告げて出かけた私です。

道路は、真冬の雪と違うので滑るリスクは少ないです。

駅ビルに着くと駐車場はガラガラ。

そして接骨院も患者さんは少なかった。 療法士の先生は治療しながら

「今日はこんな天気なのでキャンセル多かったんですよ。お年寄りが多いので、歩いてくる人もいるし、危ないので自分から電話してキャンセルしてもらったりしました」

との事。あ〜あ、だったら電話して、キャンセルになった所に自分の予約を入れてもらったら良かったのに…もっと早く来れたかもしれないのに。

それを先生に話したら

「そうだね、次からそうすればいいね」とタメ口で返事をもらいました^_^ 今日は、春の陽気になると天気予報で言っていた割に風は冷たかったです。f:id:JunchanObachan:20190411220223j:plain桜はほぼ満開。

重かったね、雪。f:id:JunchanObachan:20190411220334j:plain今日は富士山もとても綺麗でした。

雨とか雪が降った後は空気が澄んでいるのか、富士山の蒼が際立っていました。

こんな時、四季があるって良いなぁと思います。心も穏やかになります。

しかし現実は厳しい。

昨日職場がおやすみという事と、雪で他の店にも買い物に行かなかった(多分)ので、今までにない異常な忙しさでした。

残業して帰る足取りも重く、そして玄関を開けると夢ちゃんの顔を見て復活した私です。

今日も頑張ったよ、美味しいもの食べようね。

夢ちゃん、いつも待っていてくれてありがとう。

そんな言葉で今日は締めくくりたいと思います。

春の声が聞こえたとはいえ、急に気温が下がったりします。

皆様もくれぐれも風邪などひかれないよう、気を付けてくださいね。


さくら

午前3時

目覚めた私の耳には雨音が聞こえた。

その音は私の耳には優しく響く。

      雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう

山下達郎さんの《クリスマスイブ》

ロマンチックなその歌詞のようになりませんようにf:id:JunchanObachan:20190410033817j:plain数日前、桜の硬い蕾も一気に花開いた。

雨粒をまとったその花は迷わない潔さがある。f:id:JunchanObachan:20190410034210j:plain冬の間雪にさらされたビオラは、春先にはたわわに実ったぶどうの実のように咲き乱れる。

厳しさを与えたほうが強くなると聞いた事がある。

でも、さくらはそんな風な花ではない。

雪になりませんように。f:id:JunchanObachan:20190410035032j:plain

「夢はどっちでもいいよ」

そうだね、きっとさくらの花自身もどっちでもいいのかもしれない。


でも、やっぱり「雪になりません様に」

私はそう思ってしまう。


嬉しかったこと

今日はとても暖かく穏やかです。

お休みなので夢ちゃんの散歩も長めに行って来ました。

上着も薄めの物で大丈夫。

首に巻くスカーフも春色です。f:id:JunchanObachan:20190405104030j:plain先日はキジさんに遭遇。つがいで歩いていましたがオス❓しか撮れませんでした。f:id:JunchanObachan:20190405104137j:plain先日の雪ではつかの間の雪景色を見る事が出来ました。

そう思うと春の雪も楽しくなります。

右側の光は遊園地のアトラクションの光です。歩くのって良いなぁ、こんな光景を見るとそんな風に思います。

昨日ですが、とても突然の出来事がありました。

私の後ろのレジに並んで会計の済んだ男性が、何故か私に視線を送っているのです。

私がレジから離れたら話しかけてきて

「たまたま近くの現場に来たので寄ってみました」

というようなことを言うのですが誰だかさっぱりわかりません。

咄嗟に私は、20年以上も前に職場が一緒だった男性に似ていたために「○○さん❗️」と言ってしまった。

なんか違うみたいで、その人の腕の会社のロゴを見たとき「三男の勤務先だ」

やっと気付いた私。 

「こちらが勤務先と聞いたので寄ってみました。本人が車に乗っているんですが、絶対に会いたくないというもので…」

その言葉の後、その上司の方は

「頑張っていますよ、優秀です」

お世辞も入ってると分かっていても、三男の事を褒めてもらうと嬉しくなってしまいました。

「家に帰ってきたときには勤務先の事もよく話してくれますが、今日はお会いできて良かったです。どうかこれからもよろしくお願いいたします」

舞い上がりながらもそんな様な事は言えたと思います。

そして、その方と別れた後に大きな窓の外をずっと見ていた私です。

三男、頑張っているんだね、ちょっと顔は見たかった…


そんな嬉しい出来事で締めくくりだった一日ですが、サービス業はそんな訳にはいかないものです。

クレーマーの3本の指に入るおばさんが来て、何が気に入らないのかレシートをひったくる様に取って、睨みつけて帰って行きました。

後で原因を考えた所、会計前のカゴに乗せた商品をそのままにして

「米を取ってきます」と言ったので

「こちらをよろしいですか❓」と その商品を上に一緒に乗せてもらっただけ。

商品を打っている間に戻って来て、その時にはすでにプンプンしていました。

土地柄なのか、こちらのお客様は商品を置いたままいなくなってしまう人が凄く多いんです。

順番が来てから「お金おろして来ます」とATMに向かう人、何か忘れた物を取りに行ってしまう人、ふぅ…

自由すぎる。


昨日はいいことの方が大きかったので、嫌な事は流せました。

中々そんな風に行かないですが。

今日は今から整形外科に行ってきます。

12時過ぎの予約しか取れなかったので、ちょっと中途半端ですが。

今までは母の訪問介護があって、行っていたのに。胸の中が未だにキュンと痛くなります。


こちらでは県の中心部は桜が満開の様です。

私の地方はまだまだです。

皆様の所にはさくら前線は到着したでしょうか。

短い中にも一生懸命に咲く桜🌸始まりの歌をうたっているようです。

皆さまも良い一日になりますように。

夢ちゃんの変顔

昨日、新しい元号が発表になりましたね。

11時30分…勤務先は閑古鳥が鳴いていました。

国民の方々は家でテレビに釘付けだったのでしょう。

この反動で夕方は忙しかったです。 

それに加えて、日中は雪が吹雪いて、雪に敏感な土地柄で買い物を急ぐ人が殺到した感じでした。f:id:JunchanObachan:20190402093929j:plain帰る頃、私の車も雪が積もっていました。

《令和》という響き、昨日の天候とともに記憶に残りました。

昭和〈明治〉は遠くなりにけり、ですね。

夢ちゃんは相変わらずマイペースです。

最近私の勤務時間が長い為に、お留守番の時間も少しづつ長くなってしまっています。

野生の感が働くのでしょう。

残業して帰ると車のエンジンが聴こえたら玄関に向かうようで、鍵を開けて入ると廊下で待っている事が多くなりました。

夢ちゃんなりに不安を感じたり、私を心配してくれたり、そんな気持ちが錯綜するのでしょう。

私が「迎えにきてくれたんだね」と言うと、ちょっと照れたように居間に戻ります。勿論、私と一緒に。

優しいなぁ。

夜にはゆっくりした時間を過ごします。f:id:JunchanObachan:20190402094631j:plainこんな風に私の腕の中で優しい笑顔を見せてくれます。

ここ数日、寒の戻りで寒かった為我が家は鍋が増えました。

夢ちゃんにとっては鍋はご馳走です。 ささみとお野菜をたっぷり摂れるから。

お腹いっぱいになったら、2人でゆったり。

ずっとずっと、こんな風に出来たらいいね。

その後です。 

夢ちゃんは気持ちよさそうにあくびをしました。

私はその前からiPhoneを向けていたので、あくびの瞬間の凄い写真が撮れてしまいました。

当然、3人の息子達に送りました。

あくびだとは伝えずに。

反応は三者三様。

長男→すごい顔してるね。

次男→喜んでるのかな❓凄い表情だね。

三男→変顔も可愛いね。

やはり三男とラブラブな理由がわかりました。

子供達はみんな夢ちゃんを可愛がってくれます。

優しく接してくれ、散歩にも連れて行ってくれる。

三男にとっては、夢ちゃんはどんな時も可愛くてしかたない存在なんですね。


三男が可愛いと言ってくれたあくびした顔。

私は初めて夢ちゃんのはぐきを見ました。

怒ったことも、威嚇したことも無い夢ちゃん。

はぐき出せるんだ…

いつも夢ちゃんの事を可愛いと言ってくださる皆さまには衝撃映像になってしまいます。

それに、夢ちゃんは女の子、世間の目に晒すのも可哀想という親心が働いてしまった私。

それならばと、鉛筆画を描いてみました。

絵を描くの、何年振りだろう。

ご覧ください^_^f:id:JunchanObachan:20190402192306j:plain中学生の頃は美術部に入っていたんですが、描かないとダメですね。しかも家に鉛筆が無いので、100均のシャーペンを使って。

そして、母がよく広告の裏の白いところをメモ帳代わりにしていたように、この絵はカレンダーの裏に描きました。

この後夢ちゃんはf:id:JunchanObachan:20190402192448j:plainいつも通りの可愛い顔を見せてくれました。

三男いわく、どんな夢ちゃんも可愛いですが^_^


今日のお休みは一日中寝ていました。

連日の残業で腰が悲鳴をあげていたんです。

でも、お散歩だけは長めに行ってきたんですよ。

やはりいつも我慢している夢ちゃんには大好きな散歩をさせてあげたいから。

夕方の散歩は風が真冬のようでした。f:id:JunchanObachan:20190402192700j:plainやっと開きかけた桜の蕾も硬くなってしまったようです。

こちらにも春の足音は聞こえています。

けれどまだまだ油断できません。皆様もくれぐれも体調を気を付けてくださいね。



夢の続き

明け方に見る夢を、私は大抵覚えている。

今朝の4時頃、目覚めた私は心底ホッとした。

又バックを盗まれ財布の中が空っぽになってしまう夢を見たのである。

でも、今回はそのに至る前に様々な出来事があった。それは、少し悲しく、少し嬉しいようなそんな印象だった。


雪の道を私は母と歩いていた。

どのくらい歩いただろう。

母は私に「おんぶしてほしい」と言った。

母を背負って10メートルくらい歩いただろうか…

「ゴメンね、やり直すから一旦おりて」

と、母を下ろした時、私は自分と母が手ぶらな事に気付いた。

急いで引き返すと、背負った場所に2人のバックが乱雑に落ちていた。

嫌な予感は的中し、中身は全て抜き取られていた。

大金は持ち歩かない私がその時は15万を持っていて、クレジットカードなども全て抜き取られていた。

母を下ろして立ち止まった時、怪しげな男性が何度かこちらを振り返った事を思い出した。

その他にも何人もの人が歩いていた。

又母を背負って歩き始めた私。

「今夜泊まるところを探さなきゃ」

いつしか2人は横浜にいて、昔住んでいた女子寮の有る長い坂の下まで辿り着いていた。

昔そこで暮らしていても、今は何も関係がない人を泊める筈が無いのに。

しかも《寮》である。

分かっているのに私は母を背負ってそちらに向かっていた。

通りすがりの男性に

「そこはもう何年も前になくなりましたよ」

と言われて、「そうだった、知っていたのに」

途方にくれてしまった。

暫く歩くと

4畳半も無いような交番がそこに有った。

(実際には存在しない)

そこのおまわりさんに事情を話すと、親切に中に入れてくれた。

狭いはずなのに、広い部屋が存在し(さすが夢)

そこで私は抱いていた赤ちゃんをクッションの上に寝かせた。

いつしか母は居なくなり、私は赤ちゃんを抱いていたのである。

上に何かを掛けてやろうとしても何も無いので、自分の着ているものを掛けようと思ってボタンに手をかけたら、綿のシャツ一枚しか着ていない私。

雪の降る頃なのに軽装。

それでも夢の中は寒さも感じない。

弟に迎えを頼もうかと思ったところで目が覚めた。


真っ暗な部屋の中。

「ここは何処❓」

私の右手に夢ちゃんの柔らかい背中が触れた。

夢…だった。

良かった、財布なくなってなくて。

現実には私は大金は持ち歩かない。

クレジットカードは殆ど使わないけれど何枚か待っている。

財布を無くしたり盗られたりすると、本当に面倒である。

でも過去に無くした事は一度も無い。

「気をつけるんだよ」

母はそう言いたかったのだろうか。

ホッとしたのが優先してしまったけれど、母を背負った感触が残っているのに気付いた時、初彼岸が過ぎた頃、母は私に逢いに来てくれたのだろうか、と思えてきた。

彼岸の時、兄弟と母の思い出話に花が咲いた。

整理してなかった引き出しからは、裏が白くなっている広告がたくさん出てきた。

母は広告の裏でメモしていたのだろう。

掛け算がたくさんしてあったり、誰かの名前が書いてあったり。 ふと弟が

「手先を使ったり計算したりしていたからボケなかったのかもね」

確かにそうかもしれない、それに、私という心配のタネが有ったことも否めない。f:id:JunchanObachan:20190327064056j:plain裁縫、編み物、折り紙、色々な物を作るのが好きだった母。

こんな飾りもたくさん作っていた母。

よく出来て綺麗なものは母が旅立つ時に持たせて、一点もののスーツなども一緒だった。

飾りは今は実家に少しだけ。

財布が無くなったのはショックだけれど、働いていれば取り返せるものだし

もう少しあの夢を見ていたかった。

おんぶしてと言ったけれど、夢の中の母は杖を使っていなくて自力で歩いていた。

元気になっているんだなと思えた。


「逢いにきてくれてありがとう」