昨日、自分の小学校の入学式には木蓮が咲いていたと言ったけれど、突然間違いに気付いたのです。
満開に花を付けていたのは《コブシ》という花です。
見た目が似ているんだけれども、冷静に考えたら花びらのつき方とか花の咲く向きなどが違うんです。
思い込みって怖い。まぁ、何十年も前の話なので…
一番昔の記憶って、普通はどの位なんでしょうか❓
私は…これは決して良い記憶ではないんだけれど、だからこそ残っているのか…多分私は5才くらい。
実家の、今の家ではなくて古い家です。奥の部屋が薄暗くて、そこに棺が有ったのです。ろうそくの明かりが揺れていました。
私の父親の直ぐ下の弟は30才少し過ぎた頃に病気で亡くなりました。会った記憶もない人です。その棺はおじさんだったと思います。 幼心に、あまりにも異様な光景が脳裏に焼きついたのでしょう。
入学の頃の花があやふやだったのは、自分が幸せだったんだと思います。おじさんの様に、哀しい記憶の方が焼きついてしまうのか…それは私にも分かりませんが。
でもこれからの人生は、哀しい記憶は少ない方がいいなぁ、と思ってしまう私です。