数日前の出来事です…
私が親しくしている同僚の女性が、10代で結婚した次女が帝王切開になったと急いで帰宅しました。
私はその夜ラインしたら
「話が長くなるので明日ね」
との返信。
深く考えもせずに、次の日に会った同僚から聞いた言葉は想像を絶するものでした。
次女は無事に赤ちゃん出産したけれど…
その報告をその人の兄に電話した3時間後にその兄から電話が有って
「息子が事故にあって亡くなった」と…
私はその話を聞いた時に、鳥肌が立ちました。
そして、言葉がみつからなかった。
私の同僚にしたら、普通の人よりは早いお孫さんの誕生です。
若くしてという事も有って、そこに至るまでは色々有ったでしょうが、とにかく喜び以外の何物でもない筈です。
その人の兄弟も喜んでくれたでしょう。
その数時間後にそんな悲劇が起こるとは。
同僚の甥の方は26才です。
バイト先の仕事を終えた後に、仕事仲間とお酒を飲んで歩いて帰宅する途中に、後ろから車に跳ねられて10メートル位飛ばされて…
ほぼ即死状態だったそうです。
今こうして言葉にするだけで辛すぎます。
その甥御さんは二車線を左側通行していて、友達は歩道を歩き、本人は車道だったみたいです。数日前に40センチ以上の雪が降っているので、雪が道を狭めていた不幸が重なりました。
もう数十年も前の話です。
当時の私は今よりもずっと若く(当たり前です)焼き鳥屋さんによく通っていました。
そんな時の会話は世に言う仕事の愚痴は全くなくて、ただその場で話したい事を語り合うとっても楽しいものでした。
仕事の愚痴は勿論有ります。
でも、楽しく飲む事で、寝れば忘れるじゃないけど結構発散出来てました。
そんな会話の中に或る人が
人の命は年齢で終わるものではない、死に関しては、例えば産まれたばかりの赤ちゃんでも、高齢者でも関係なく訪れるものだ。
それは、飲んだ席の言葉とはいえ私には強烈な言葉でした。
だから何十年も経過しても心に残っているのだと。
逆縁の不幸という言葉が有ります。
親が子供を亡くす哀しみは言葉に出来るものでは有りません。
同僚の兄夫婦の事を思ったら…
しかも、朝見送った時はいつもの普通の別れだったのに。
同僚にしても、お孫さんの誕生を手放しには喜べないでしょう。
人が生きて日常を送る上でいろんな試練が有るのはわかっている、けれど、あまりにも辛すぎる。
そんな風に思いました。
私事ですが、今日は母の通院の日で、退院後初めてだったので色々有りました。
今日はその事はやめておきます。
今は…
若くして旅立ってしまった甥御さんのご冥福をお祈りする、それだけです。