私は未だにトラウマが有ります。
帰宅した時に玄関が明るいと一気に落ちます⤵️
もっとも、最近は長男が早く帰れないので90%は私の方が早く帰宅しますが。
まだ、ムクとのんが健在の頃、2人は私が帰宅するとそれぞれの感情表現で喜んでくれました。
ムクは、長男が玄関の外まで連れてくると、近所迷惑😅と思うくらい泣き叫びました(嬉しさのあまりに)
ムクを抱きかかえ玄関に入ると、のんが待っています。
けれど私の顔を見るとさっさと逃げます。
そして廊下の壁の向こうから顔だけ出してクンクン泣くのです。
その可愛さといったら…
あの時は、それが当たり前だったのです。 けれど失ってしまうと、あの子達にどれだけ癒されたかを思い知らされて、そして私はそれからの日々明るい玄関に帰宅できなくなったのです。
長男は、夜勤の時に私が帰宅した時の事を考えて玄関の電気をつけておきました。
長男の優しい気遣いが私には悲しみを彷彿させる結果となってしまったのです。
長男にはお願いしました。
「玄関の灯りは消しておいて欲しい」
あそこに映ったムクの影が無いことが、今でも私には耐えられない現実なのです。
1人で帰宅した夜に、何の気配も無い(その時長男は長期の出張で私は一人暮らしに近い状態だったのです)
冷え冷えした部屋には命を感じる事が出来ない。
静寂が広がっているだけ。
私を救ってくれたのはKinKi KidsのLアルバムに収録されている曲《命のキセキ》でした。
多分私は500回以上聴いていると思います。絶対音感の無い私が、同時に2人のハモりが聞こえる様になりました。
私を悲しみから再生させてくれた曲です。
でも、私は寂しさを癒すために夢を迎えたんではないんです。
2人は2人であって代わりなどいないし。
今私と一緒にいる夢ちゃんも、夢以外の何ものでもないのです。
人と同じで、ワンコにも個性が有ります。
のんは立派な母親でした。ムクはとょっとマザコンで、私には人間だったらストーカーだろ‼️というくらいしつこく愛してくれました。
夢は、知っての通り愛すべきツンデレです。
今夜はこんな感じです。
昨日は、勤務先で夜の子が2人欠勤、20時までのパートの人が早退、当然残業です。
長男に連絡したら少し早く帰ってくれるとの事。
けれど夢にしたら「何でお母ちゃんが帰ってこないの❓」
と思ったのでしょう。
私の車のエンジン音が聞こえたら、サッシの隙間から覗いてクンクン泣いてた様です。
居間に入ったら「さっきまで泣いてたのに」と長男の言葉。
2人の夜は…そっけない夢ちゃんで締めくくります。