今日は暖かな一日でした。
雨の予報通りに、慌ただしい朝の散歩の為に玄関を開けたら日差しの中に優しい感じの雨が降っていました。
「夢ちゃん、この位なら傘が無くても大丈夫だね」
パーカーの上にピンクのカッパを羽織ります。ダブルパーカーです(⌒-⌒; )
歩き始めてすぐに虹を発見しました。
それは、薄くて優しい色をした大きな大きな虹でした。近くの遊園地に虹の橋を架けた様でした。
もうすぐムクの4回目の命日です。
亡くなった次の日にも虹が出ました。
それは、今日の虹と違ってとてもハッキリした色をして幅の広い大きな虹でした。
とても元気で甘えん坊だったムクにピッタリの虹でした。
その日から虹を見る事は無かったのに、この時期に又現れた事を一人になってしみじみ考えたら、あの2人に会いたくて仕方なくなってしまいました。
「ムク、のん、もう一度会いたい」
そんな風に思うだけで涙が出てしまいます。
分かっています。
こんな風な自分を、あの2人は望んでいない事を。
「おかあさん、私達は元気な姿であの虹のたもとで走り回っているよ。だから泣いたりしないで。」
しっかり者ののんちゃんが言った気がしました。今、側には夢ちゃんがいます。
導かれる様に出会った夢ちゃん。「おかあさん、どした❓
泣いてないよね」
「うん、泣いてないよ」
天然な私には涙は似合いませんね。
今を大切にしていきたい。
あの2人との時間がかけがえのないものになったように。
少しくらい痛い所が有っても、生きているんだもの、ありがたい。
あの虹は私に、そんな事を教えてくれたのかもしれません。