JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

父とヒロミちゃんの想い出

今日はお休みです。

お盆以来会っていない姉宅に行って来ました。

姉の旦那さんの妹さん(私よりひとつ年上)が

「たまには女同士で会おう」

と声をかけてくれたんです。

そして、その人にとっては実家で会うことになりました。

久々に会ったので話に花が咲いて、先程帰宅して今は16時半、もうお散歩の時間です。 

お昼寝は出来ませんでしたが、私には実りある日になりました。


お散歩の前に、ブログを更新しますね。

最近の私は、随分昔の事を思い出す事が多くなりました。

ここのところ、勤務先の私の周りでは、親の介護に悩む人達が増えてきました。

そう、数年前の私のように、病院に連れて行ったり、介護施設を探したり

その人達の話を聞くにつけ

人が生きていくということは、こんな風に順番なのだなとしみじみ思います。

20代の頃など、親が歳をとるなんて考えてもみなかった。 

その両親も、今は思い出の中でしか会えない。

そんな思いもあって、私は幼い頃の事を振り返る時間が多くなりました。

当時の母は、日々仕事や家事、嫁姑、義理の兄弟などの関係など、様々な事に疲れていました。

それは、今の私だから理解できる事で、その当時は私は母があまり好きではありませんでした。

晩年の、穏やかな雰囲気など微塵もなくて、怖かった印象しかないんです。

今なら、あの時の母の苦労が分かるのに。

なので、母には本当に申し訳ないのですが(後日母の事は改めてブログにするつもりです)

父の事は好きでした。

明るくて、色々な事を教えてくれた父でした。

当時は車も無く、寒い冬に父と歩いていた時、私の手を自分のコートのポケットに入れてくれた、そんな父でした。

小学4年生の頃だったか、或る日父が

「ヒロミちゃんはほんとうに可愛いよなぁ。道で見かけたら、向こうから手を振って『おじちゃ〜ん』と呼んで、いつもそうなんだよ、ほんとうに可愛いなぁ」

可愛いなぁの連呼に、娘としては複雑でした。

ヒロミちゃんの家は、私の実家の目の前にあって、裕福なお宅でした。

年は4つくらい下でしたが、弟とよく遊びに行きました。

当時は、七五三は近所の子供達を自宅に招待していたんです。

この写真は、その時だったと思います。

年代の近い子供達が10人ほど写っている写真。

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ちびまる子ちゃんの様な私です。 

しかも白黒写真…

引っ込み思案だった私は、人前でこんな風に笑う事は無かったと記憶してますが、その時はきっと楽しかったんですね。

お見せできなくて残念ですが、この日の主役ヒロミちゃんは、今で言う変顔みたいな、おどけた表情で写っているんです。

父はこんなヒロミちゃんが可愛かったんだろうなぁ。

当時の私は、あまり親に甘える事ができませんでした。

以前にお話しした事が有ると思うのですが、父は事業に失敗して、新たに頑張っている大変な時期だったのです。

夏祭りの夜

父と弟と3人で屋台を見に行きました。

弟は何かを買ってもらっていました。

歩いていると、私の視線はひとつの屋台に釘付けになりました。

少女漫画を売っていたんです。

姉が居たので、少女漫画は見る機会は有りましたが、まだ自分では買えませんでした。

その時父が

「お前も何か欲しいものあるか❓」 

と聞いてきて、咄嗟に私は

「いらない…」 

と返事をしてしまいました。

父は

「せっかく買ってやると言っているのに、かわいくない」

とつぶやきました。

もう、どれだけ時間が流れたのでしょう。

今でもその時のことは覚えていて、切なくなります。

私は、幼いながらも、2つ下の弟に買ってあげてお金を使ったのに、自分も買ってもらったら負担になると思ってしまったんですね。

今となっては親の懐を心配して我慢したなんて父が知るよりも「かわいくないやつだ」

と思われていた方が、父の気持ちとしては良かったのかなと思います。

父は割と物事をハッキリ言う人でした。

そんな父が私を褒めてくれたのは

病院などの送り迎えをする様になった時

「お前は運転が上手くなったな」

というのと

20代の私が、紆余曲折の果てに実家の近くに帰ってきた時

「◯◯(姉)だったら、あんな遠くまで行けなかったろう」

他にも有るとは思いますが、印象に残っているのはこの2つです。

後者は誉めているのかは分かりませんが、自分はそう捉えました^_^

希望を持って県外に就職して、その企業の入社式に父は一緒に行ってくれました。

長男の病気とか、色々あって退職した時、父は何にも言いませんでしたが、きっと残念に思っていたと思います。

長男を我が子の様に可愛がってくれた父。


ヒロミちゃんは、30代の時に倒れて帰らぬ人となりました。

可愛い子でしたが、色々あって独身でした。

残された両親は、娘が経営していた喫茶店をずっとやっていました。

母は、家の目の前なのでよくコーヒーを飲みに行ったり、ドリアなどを出前してもらっていました。

今は、お店の看板は残っていますが、勿論営業はしていなくて

知らない人が住んでいます。


父は今、可愛いヒロミちゃんと会っているのかな❓

おばさん達も会えたのかな…

昔の事に思いを馳せると

決して戻れないその瞬間が昨日の事のように鮮明に浮かんできます。

忘れてしまっている事が殆どなのに、ある瞬間の事は心に刻まれている。

それが悲しい事や切ない事あっても、大切な想い出なのですよね。

今の自分は、毎日が単純に過ぎていきます。

こんな自分でも、はてなの皆さまに出会えた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、夢ちゃんと一緒に、このブログに想い出を刻んで行けたらと思います。f:id:JunchanObachan:20211015165433j:plain

そろそろお散歩に行きますね。

やはりお休みの日は暗くなる前に済ませた方がいいです。

今は、こんな風に寝ています。

何にも言ってないのに、このブログを見たかの様にこっちを向いた夢ちゃん。

予知能力でも有るのかと思うことも多いです^_^


では、みなさま、明日もいい日になりますように。

いつもありがとうございます。