JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

よだかの星のお話

遠い昔、私が小学5年生の頃のお話です。

当時の私は、自分をアピールするなど全く出来なくて、3、4年生の時の担任の先生は自分にとっては最悪でした。

大昔の、本当にまっすぐな教師だったのだと今では思えますが、当時は恐怖でしかありませんでした。

宿題を忘れたら教室の後ろに立たせます。

問題がわからなくてもその場に立たせて、次からの質問で手を挙げて正解したら座らせる様な先生でした。

現代だったら大問題でしょうね。

父兄が黙っていないと思います。 

でも、当時はそれが普通だったんですよね。

その先生が、足を骨折して長期にお休みをして代わりの優しい先生が来た時は、クラス全員が喜んだと思います。

そんな苦しい4年生までの私でしたが、5、6年の担任になった先生は、今で言う金八先生の様な方でした。

先生の質問が分かっていても手を挙げれられない私の事を見抜いていて、或る日私がテストで100点を取ったら抱っこして高い高いをしてくれたんです。

5年生に対してどうなのかと、今なら思いますが、私は、今の年代になっても忘れないくらい嬉しかったんですよね。

それ以来、私は手を挙げられる様になったんです。


そして、よだかの星のお話につながるのですが

その先生は色々な事を工夫して教えてくれました。

ある時、宮沢賢治の《よだかの星

のお話を教えてくれました。


よだかは、容姿が醜く不恰好なので鳥の仲間からは嫌われ、鷹からは「たか」の名前を使うなと言われ故郷を捨てました。

太陽に向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所に行かせてくださいと願うが、太陽からは

「お前は夜の鳥だから星に頼んでごらん」

と言われます。

星に頼むけれど相手にされず、命をかけて夜空に飛び続けて、いつしか「よだかの星」になるというお話。


先生は

「よだかが夜空に飛んでいくところを描いてごらん」

と言いました。

恥ずかしながら、その後の人生で「よだかの星」を読んでいないので、情景は先生のお話の中でしか知りません。

よだかの飛び立った地上には桑畑が有ったようです。

先生は、くわの木の特徴を黒板に描いてくれました。

みんなくわの木は知りませんでしたが、先生の描いた通りに真似て描きました。

今調べたら、くわの木の地図記号は、先生が教えてくれたくわの木にそっくりでした。

枝の向きとか形を細かく教えてくれました。

沢山の子供達の中には絵心のない子も居ます。

夜空が、深海のように真っ黒になってしまった男の子

先生はうまく助言して、その子の絵は最終的にはよだかが星になる夜空へと変わっていったんです。

「あの絵からよくここまで復活したな」

私はその言葉が、自分に向けられた事のように今でも覚えているんです。

そんな先生との出会いは、今の私にとって大切な思い出です。

二十歳過ぎの時、地元に居る同級生が先生を招いて新年会を企画してくれました。

私はその時、多分桜田淳子さんの歌を歌ったと思います。

失恋の歌でしたが、先生は

「お前の歌を初めて聴いたよ」

と笑っていました。

私が

絵を描こうと思ったのは

その先生の影響は大きいと思います。f:id:JunchanObachan:20210910200132j:plain富士山の絵

今日は少し色をのせる事ができました。

まだ1割くらいの出来です。

先生の教え

積み重ねていけば必ず完成するよ

そう思いながら

これからも色をのせて行きたいと思っています。


さて、コロナワクチンの接種の件ですが

先月の31日に1回目を済ませましたが

その夜は、接種した腕の痛み(左腕)と、事故の腕の痛みが右腕だったために、どちらも痛むので横向きになる事ができずに何度も目覚めてしまいました。

熱は微熱程度だったのですが、次の日にお腹の調子が悪くなり、それこそ10回くらいトイレに…

副反応は人によって様々だと思いますが、私の場合は弱い所に出てしまったようです。

微熱は1週間ほど続いだと思います。

次の日は休みを取っていたので、精神的には楽でしたが

朝の7時過ぎ

夢ちゃんは、普段しない行動を私にしたんです。

上に乗っかってきて、じっと私を見つめるんですよ。

ツンデレなので、家の中で私の事をマジマジ見るなんて無いのに…

「わかった、お散歩だよね」

スッピンにマスクで出かけました。

夢ちゃんは嬉しそうでしたが。

「鬼だわ」

と、ちょっとでも思った私を許して欲しい。

そのあと夢ちゃんはf:id:JunchanObachan:20210910201500j:plain熱と体のだるさで横になった私のまくらになってくれたのです。f:id:JunchanObachan:20210910201616j:plain「おかあちゃんのあたま、ちょっとおもいけど、ゆめはだいじょうぶだよ」

こうしていたのは数分です。

だけど、夢ちゃんに触れただけで元気になれました。

夢は、朝のお仕事は早く済ませて、私をゆっくり休ませたかったのかもしれません。

「ありがとう、夢ちゃん」

2回目の接種は21日です。

その日は長男がお休みなので来てもらう事にしました。

付き添いというよりも、それを口実に長男の好きなものを渡したいと思っているんです。

落ち着いたら、長男家族に遊びに来てもらおう、そんな思いを抱きながら、明日からも頑張って行きたいです。


10月のような陽気でしたが、又暑さも戻ってくるようですね。

でも、台風も近付く気配

心休まる暇も無い気がしますが

皆さま、どうかお元気でいますように。

心からお祈りしています。