おはようございます。
台風10号の影響で、昨夜は雨と雷に見舞われました。
非常に強い台風と言われていてので、昨日は自宅の雨戸を閉めて出勤しました。
雨もさほどで無く落ち着いた一日が夕方を迎えた時、天候が急変しました。
しかもお散歩の途中でした。
雨は降ったり止んだりしていたので、夢ちゃんの足は汚れます。足を洗うのは自宅のほうがやりやすいため、久しぶりに自宅の近くをお散歩しました。
私達が家を出ると、傘が欲しいなと思う降りに変わったかと思うと、いきなり強くなってしまい、私の上着はびしょ濡れ。
実家に向かう車の窓から、空が光るのが見えました。
怖い雷さんも、車の中なら大丈夫^_^
家に着いて夢ちゃんとふたりくつろぎ始めた時
夢ちゃんごめんね、お顔だけ拭いてあげてなかったね。
「ゆめ、きづいてたよ。
かおくろいなって。でもね、がまんしてたの」
雷に気を取られていたお母さんでした…
夢ちゃんはいつも、こんなふうに優しいです。
そんなふたりが過ごす部屋の窓の向こうには、光が何度も映ります。
でも、いつもの雷とは違う。
音が遠くで聞こえるのです。
遠い雷。
遠雷という単語は夏の季語だそうです。
同じ漢字でも
ふりがなを加えて形容動詞になると、この言葉のイメージは変わります。
私個人の印象ですが《遠い雷》という言葉になると、悲しみを帯びたイメージが強くなるんです。
何故だろう…と考えた時に、ひとつの答えが出ました。
西岸良平さんという漫画家をご存知でしょうか。 私は、自宅に越してきた頃だったのでもう20年以上前になると思うのですが
夕焼けの詩というコミックにハマりました。
昭和初期の日本のほのぼのとした日常が描かれています。
一巻に10話程のお話が入っています。
その12巻に「遠い雷」というお話が収録されていました。
今手元に無いため(自宅に置いてある)
記憶を辿る形になってしまいますが。
幼なじみの男の子に淡い恋心を抱いていた女性。いつも一緒に過ごすのが当たり前だった。ある日の学校帰りの途中、その少年は足を引きずっていて「なんでもないよ」と言っていたのにそれが最期になってしまった。破傷風で帰らぬ人となってしまったのです。
遠くで雷が鳴っていたその日が永遠の別れになってしまった。
いつしか少女は大人になった。
夏の終わりに、遠くで鳴る雷を聴くと、あの日の切ない別れが蘇ってくる。
そんなお話でした。
その印象なのか、私は遠くで鳴る雷をを聴くと、雷が苦手で怖がるだけの私が、切ない気持ちになるんです。
そんな答えを導き出した私は、昨夜は怖がる事なく過ごすことが出来ました。
昨日は、ずっと全景が見えなかった富士山が姿を見せてくれました。フワフワの雲が遊びにきている様。拡大しました。
富士山が楽しげに見えるのは私だけでしょうか。最近は雲が多いです。
一昨日のお散歩の途中、住宅街から撮りました。
雲のお風呂に入っていますか^_^
最近は雲の流れがとても早く感じます。
夏の名残の入道雲が現れたかと思うと、飛行機雲と一緒に鰯雲の様な秋の気配を感じる空に変わったりします。
空を見上げるのは大好きです。
このブログを始めてから、更にそうなったように思います。
今、朝の5時半です。
雨音が続いているので、今日はお散歩は短くなってしまいます。
なので今更新しました。眠っていた夢ちゃんは、私がカメラを向けたので切なそうに目を開いてしまいました。
今朝は色々なところ歩けないよ。
「わかってる、きのうかおがくろくなったときから」
ほんとうは、雨でも外を駆け回りたいのかな…
屋外では怖いもの知らずな夢ちゃん。
大型で強い台風10号、どうか早く消え去って欲しいです。
皆様もくれぐれもお気をつけくださいね。
それでは、良い一日になりますように。