9月27日でした。
甲府気象台で富士山の初冠雪が観測されました。
その日私の住む地方では富士山が見えなくて、次の日に現れた時にはもう消えていました。地元では幻の初冠雪となってしまいました。
それ以降、雲が多い天候が続いていました。
朝の散歩では必ず富士山を確認するような習慣になっている為に、姿が見えないととても寂しく感じます。
相変わらず夢ちゃんは散歩が大好きです。
猛暑の夏の影響で、今年は庭の草も、楓やノウゼンカズラなどの木々も驚く成長を遂げました。
なのに、散歩の途中で昨年大量な花を咲かせていたコスモス、今年は何故か寂しい姿でした。夢ちゃんの後ろにひっそり。風に揺れる姿も少し寂しげです。
コスモスは私にとって懐かしい花でもあります。
実家がまだ古い家だった頃。
幅が1mもない土の道を5mくらい下ると右側に実家が有りました。
その道のずっと先には(100mくらい)近所の家が有りました。左は畑と空き地で、その奥の家の敷地でした。
私は実家の前のその道の両側にコスモスの種を蒔きました。
長さにしたら2mくらいだったと思います。秋には白やピンク、赤、色とりどりのコスモスが花を咲かせました。
父に言われました。
「お前が両側に花を植えたせいで雨の日にそこを通ると体が慣れてしまう」
今でも覚えています。でもその口調は責めている感じでもなくて、言ったのはその1回だけでした。他の家族は何にも言いませんでした。今は花の香りを楽しむ事も無くなったけれど、私は今でも、あの時のコスモスの匂いを覚えています。フリージアや金木犀のような甘い香りではないけれど、私はコスモスの匂いが好きです。
思い出の中に香りも含まれるのだな、そう思いました。
あの古い家は平屋で、玄関が1畳くらい、そこから50センチほど高くなった居間が直ぐにあるのです。
コスモスを植えた道の直ぐ右には小さな花壇が有って、カキツバタ、なでしこ、チューリップなどが植えてありました。柿の木の下にはイチゴも植えてあったけれど食べた記憶がありません。きっと酸っぱかったのかもしれないですね。
今でもそんな風景や家の中を夢に見ます。
今の実家よりも狭い家だったけれど、きっとみんな必死で生きていて、幸せだったのだと思います。
昨日の朝の散歩の時でした。
地元で15日に初雪化粧を発表していたのですが雲に隠れて見えなかった富士山。ツンデレな夢ちゃんの向こうには…
すみません、ピントが合っていません。
これには理由が有って、ワンちゃんを連れた方が後ろで立っていたんです。
広い道なので追い越してくれても良いのですが、多分吠えるワンちゃんなのでそちらも気にしているのでしょう。
私と夢ちゃんがいる限り動かない気配だったので早々に切り上げた次第です。
今日は雨☔️
雪化粧した富士山をお届けできるのはいつになるか分かりませんが、自分としても撮る楽しみが出来ました。
今年ももう3ヶ月を切ってしまいました。
しつこかった真夏日ももう無いでしょう^_^
私には冬将軍の足音が聞こえる気がします。
今年のうちにやっておきたい事も、残り少ない日々で焦りを感じるようになりました。
けれど、平常心で歩いていきたいと思います。
そろそろインフルエンザの予防接種も気に留めないといけない時期です。
皆様もくれぐれも健康には気をつけて下さいね。