私は、自分で言うのもなんですが、実に舐められる人間だと思います。
小さな頃から前面に出る性格では無かったけれど、そんな自分を変えたいと言う気持ちも有って、高校生の頃に部活で器械体操を始めて、何しろ田舎の部活です、部員は各学年数人…私の学年は2人だけでした。
3年間は毎日練習、大会が近付くと朝、昼、放課後と部活漬けの日々。
3年生の時は、弱小で演技も出来ないのに部長となりました。
私の高校時代は部活オンリーだったと思います。
そして就職先を1年で退職して横浜へと羽ばたきました。
誰も私を知る人の居ない所に単身旅立つことは、20歳過ぎの私には不安よりも希望が大きかったです。
そこでの私のイメージは、とても明るくて前向きな女の子だったと思います。
「君はいつも走っているね」
そんな風によく言われました。
私にとって、今でも夢に見る、大切な大切な時間でした。
そして紆余曲折を経て今の私が有る訳ですが。
最近特に自分で情けないなぁと思う事が度重なりました。
職場での話になってしまうのですが、以前私の職場には困った人が5人居ると言いましたね。そしてダントツだった人は退職されたのですが、その中のひとり、一筋縄ではいかない人です。
買い物カゴが溜まったので自分の所から出す時に(ローラーのついた台に乗せてあります)
普通の人は自分の手で持って出すか、ローラーのまま手で押してレジの外に出します。
或る日、私が通りががったらその人は足で蹴りながら出していました。
お客様の視線のある中であるまじき行為。
以前から他の人から「あの人は色々な事を足を使ってやっている」
と聞いていたので、見た時に言ってあげたほうがいいと思い
「今、足でやっていましたよね❓」
と言ったところ
「気のせいです」
と返されました。
そして或る人は (凄く年配)
早出で一緒になる人です。
早出はオープン前にする事が多くて時間との戦いです。私は釣り銭の補充とかサービスカウンターに関する支度をして、もう一人の人は掃除とか物品の補充です。
それは自分で選ぶのではなくて、ローテーションで決められています。
その人は掃除が終わったので
「割り箸とか補充してもらえますか❓」
と言ったら
「前の日にやるから朝はやらなくていいと聞いている」
1度目はそう言ってやりませんでした。
「でも、みんなやっていますよ」
その言葉を言ったら、多分その言葉が引っかかったらしく社員に確認したみたい。
そして昨日
同じ事を言ったら
「前の日に出来なかった時はローテーションに補充してくださいと書いておくと言われました」
と返された。
その社員は前日は休みだったのでメッセージを残すことは不可能です。
しかもそんな指示を確認する暇が有ったら、自分で見て無いものを補充する方がずっと有効ではないか。
臨機応変したらいいいのに…
その人はやりたくない事はやらない様な理由をいつも見つけています。
「その人は昨日はお休みですよ、それに忙しくなったら出来ないので今やった方が良いですよ」
それでもやりませんでした。後から来た若い女の子がやってくれました。
その件は社員に話しました。
「やらなくて良いとは言ってないのに」
困った顔をしていたけれど。
指摘しても気のせいと言われ、お願いしてもやってもらえない。
若き日の私だったらそんな事は無かっただろう…
あの走り回っていた頃。
そして、若い頃って今よりも尖っていた部分が有るので、そんな風に返されたら言い返してただろうな…
勤務先の友達にそういった事を話したら「クックッ」と笑っていました。
自分なりの結論です。
笑ってくれてありがとう、それで救われる。
人を舐めてしたたかになるよりも、舐められる自分でいい、その方が良い、そう思えるようになりました。
なんだか起承転結になってしまいました。
自分自身の内面は変えられないし、それが人に迷惑をかけるものでなければそのままでいい。そう思います。
でも、ちょっぴり思うのは、ずるかったりしたたかだったり、手抜きする人達を見ると、口惜しい気持ちにはなります。
今日のお休みは、母親の介護認定が有って市役所の人が実家に来ます。
その後は訪問介護が有るので、その後リハビリに行こうと考えています。
春らしい日になりました。
皆さま、いい一日になりますように。
北国にも桜の便りが聴けそうなそんな日です。