先週喉が痛くなった私は、一昨日辺りからまた喉の痛みが始まってしまいました。
職場では風邪をひいている人が数人。うつったかなぁ…
心臓の方の薬がもう無いために、今日は通院予定でした。
いつもなら8時前に夢ちゃんの散歩を終えて9時には病院に着く流れなのに、今朝は体が動きません。
長男が明けで帰って来るという甘えも有ったと思います。
喉は痛いし、昨日早く休んだせいか腰も痛くて。
8時半頃帰って来た長男は早速コーヒーを入れてくれました。最近の私は、朝はコーヒーだけなのです。
遠慮がちに「病院に送ってくれないよね❓」
「送るって事は迎えにも行くって事だよね💢」睡眠の取れていない長男は少し冷たい反応。
それで、行く準備をしていたら
「何時に出るの❓」
つっけんどんに言っても、送り迎えをするつもりだったのです。
病院は空いていて30分もかかりませんでした。ポケモンで時間を潰していた長男は
「もう❓」
という反応。
主治医は、喉が痛いと伝えたけれどそれに対する薬は処方しませんでした。痛み止めとかうがい薬とか使用すると、胃を痛めたり、炎症を起こしたりするので、自分でお湯が水でうがいをこまめにするように言われました。
なにかと薬に頼ってしまうけれど、痛みも引いていてのでそんな診断だったのだと思いました。
「あと何をする❓」
少し優しく無い口調で長男は話しはじめました。
「この前ネットで見た、大石の別荘を見に行きたい、見るだけなんだけど」
大石はご存知でしょうか❓
河口湖畔の側の、山の麓に有る様な集落です。
「明けの俺に運転しろって❓」
ATMに行く前の私にそんな風に言ったくせに、戻ったら
「どの辺りなの」
疲れている長男の精一杯の優しさを感じました。
そんな訳で、住宅街の住まいから10㎞程走るとそこはもう観光地、県外の車ばかりです。
その別荘は一人で住むのには最適の間取りで、リビングは吹き抜けになっていて赤松越しに富士山が見える筈。
どんどん山に入って行きます。
地図が丁寧に表示されていないため、大体の場所しか分かりません。
車がすれ違えない様な坂道をクネクネ登った時点で
「雪の多いこの気候で、ここは私にはムリ」
そう思いました。こ〜んな山の斜面に有ると思われます。
長男は途中で大石公園に立ち寄ってくれました。
観光客の方が沢山。
取り敢えず地元の私も、そこに混じって写真をパチリ。少し走ってから、猿回し劇場の向かいにある湖畔で撮りました。今日は湖畔がキラキラ輝いていてとても美しかったです。
こんな場所にも20分くらいで来れるんだな、冬は嫌だけれどやはり愛着のある故郷です。
そこから出るときにふっと
「ずっと一緒だったね」
その言葉を口にした時に、次を言ったら涙が溢れると分かっていたのでやめました。
横顔の長男も、それ以上は聞きたくない感じでした。
「ありがとう」と言って送り出そうね。
今日の富士山の美しさは、私にそんな決心を与えてくれました。