最近私は自分の口癖について感じる事が有りました。
ひとつ目は昨日の事。
天気が悪かったので夢ちゃんの散歩もいつもより足が汚れます。お風呂場で念入りに洗ってから、夢ちゃんは居間までまっしぐらに走って行きます。
拭くのが間に合わない事が多くて、居間で足をフキフキ。
昨日はティシュで拭きました。そのまま捨てられるし。所がそのティッシュを捨て忘れた一瞬の隙に、夢ちゃんはそれを噛んでしまったんです。
気付いたら座布団の上にボロボロのティッシュが。
咄嗟に私は夢ちゃんの鼻の前にティシュを持って行き「これなぁに❓💢」
叱っている感じに言いました。
夢ちゃんはいけない事をしたと直ぐに気付いて、上目遣いに私を見つめ悲しそうな顔をしました。
デジャブというか、私は随分前に誰かに同じ事を言っていた。
そう…先代のムクがティッシュを噛んだ時に言ったっけ。その時のムクのリアクションは逆ギレ的な感じで、歯茎を出して私にウ〜と繰り返したっけ。
私はそれが叱る時の口癖で、あの子達が居なくなってから封印するつもりなど無くても、相手を失って言葉も無くしていたのです。
あの子達が居たその時間の中で、数々の言葉が刻まれて、そして私の記憶の中に埋もれていた。それらが凄く大切な時間だったと、改めて知りました。
そして夢ちゃんは、大人になってから出会ったからかもしれないけれど、悪戯をしない子です。
昨日の上目遣いの目は、ちょっと不憫にも感じます。私に逆ギレしてみて、何て思うけど、きっと夢ちゃんは
「そんなのめんどくさい、する必要もないし」何て淡々としてるのかもしれませんね。
そして、もうひとつの口癖は…
「ちくしょー」です。
小梅太夫みたいな感じです。おどけていう感じですね。
先日、リハビリの為に駅ビルに入った所、エレベーターがタッチの差で上に行ってしまいました。
私の後ろには誰も居なかったので
「チックショー」
蚊の鳴くような声で言い終えた時に後ろに気配が。
カオナシみたいな雰囲気の方が立っていました。音も立てずにいつの間に来たんだろう。
そんな事はどうでもいい、恥ずかしさに振り向くことが出来なかった私です。
長男にこの恥ずかしい出来事を話した時に、長男は何にも言いませんでした。
けれど私は、長男が考えていた事が分かる気がします。
「お母さん、普段家で当たり前に使っていると公共の場所に出た時に素のままで出てしまうものだから気をつけた方がいいって、俺、前にも言ったよな」
多分そう思っていました😓
哀しい口癖、恥ずかしい口癖でした。