JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

風の匂い

最近、私は長男との会話が激減しています。

ポケモンに時間を費やしている事も理由の1つ。

今日は明けで9時前に帰宅し、朝食を一緒に食べた後は、疲れがマックスとなるのでひたすら眠ります。 

そんな時はそっとしておきます。 

11時頃に突然起きて「ちょっと行って来る」 何でも今ポケモンGOのイベント中みたいで、ラインのグループを作って情報交換してるみたい。

でも、好きな事の為には寝る間も惜しんだり、天候がどんなであれ出掛けたりする気持ちは分かるので、私もそっと見守る感じです。


ちょっと前置きが長くなりましたが、出かける前に長男がこんな事を言っていました…

「人の記憶は匂いが一番残ると思う」 

何がきっかけでそんな言葉になったのかは不明ですが…

私はその言葉でふっと、もう何年も前に聞いたある人の言葉が蘇りました。

その人は、私の高校の同級生でした。

その女性が役員をしている企業に、縁あって就職した長男は病に苦しむ日々が有りました。

同じ年というだけで会話もした事のなかった私に、その女性は親身になって相談に乗ってくれました。

仕事の後、その女性の自宅に相談に訪れた時に、その人はポツンと語りました。

「兄は20代で亡くなりました。仕事で外出した時に取引先に領収書を渡して、それが絶筆となった。自分の事よりも、弟に車を買ってやってと父親に頼んだり兄弟に優しい兄だった。兄が旅立った日のあの、風の匂いは今でも覚えている」

胸が締め付けられるような哀しい話でした。

長男が入社した時に、その会社の会長である方が自叙伝の様な冊子を下さいました。

その会長は女性の父親です。

私はその自叙伝を読ませて頂いてたので、その長男の方が自ら生涯を終えた事を知っていました。

だから彼女は尚更、急に居なくなってしまった優しい兄の想い出が、その日に吹いていた風と共に心に刻まれたのでしょう。

それは、何処までも優しく、そよそよと肌を撫でる様だったのだと思います。

そしてそれから何年経っても彼女はその風を感じる時に、優しかったお兄さんの面影に出会う事が出来るのだと思いました。


その女性が何故私にその話をしてくれたのかは不明ですが、きっと、辛い事が有っても乗り越えられると言いたかったのかもしれません。

事ある毎に私は彼女のその言葉を思い出します。とても哀しいけれど、それは愛に溢れている気がします。

その時、すでに彼女はお兄さんよりもずっと年上でした。けれど、若いままの兄は、ずっと彼女の優しいお兄さんなんだと思いました。 


そして、今の自分は

体も思う様に動かなくてジレンマを抱える日々。

昨日ですが長男が夜勤で日中家に居たので、私の勤務先に送って貰ったんです。

交通事故証明証を届ける為に。

事務所で渡そうと思って行っても誰も居ません。忙しくて皆店の方に出払って居たのです。

休んでいる身で、そこに行くのは抵抗が有りました。書類は担当者に渡す事が出来たけれど、その場の光景が、日頃私が出来ていた事なのに出来る気がしないのです。

あんな忙しい場で、ちゃんと動けるのか。

全く、出来る気がしませんでした。

2ℓのペットボトルがやっと持てる様になったくらいで、家事も洗濯と、ご飯を炊くくらいは始めたけれど。

そんなテンションなので、昨日は、自分が一時停止を無視して警察に検挙される夢を見てしまいました。

何とも解りやすい単純な自分⤵️⤵️   

違反をした事は一度も無いのに。完全にトラウマになってしまった様です。


長男が何気なく言った言葉から、こんな風に飛躍してしまったけれど

私なりに締めくくるとしたら、ついてない事が重なって弱気になってしまう事もある。

そんな時でも、風は吹いて太陽は日差しを与えてくれる。

自然は時には牙をむくけれど、優しさにも溢れている。

こんな自分でも包み込んでくれる風も太陽も感じる事が出来る。

今日のそんな記憶を、日常を取り戻した時に振り返れる様に前向きになりなさい

そういう風な流れなのかな。

気持ちも少し落ち着いてきました。そんな私の側に夢ちゃんは居てくれます。f:id:JunchanObachan:20170804121351j:plain

当分座椅子の生活になります。

私の変化を、何の抵抗も無く受け入れている夢ちゃん。

その優しさは私の手本でも有ります。

夢ちゃんや長男、離れていてもあと2人の息子が居ます。

頑張っているけれど時に天然、そんなお母さんで有りたいと思いました。

 まとまりが無い文章とは思いますが、最後までありがとうございました。