今日の仕事中の事です。
私は午前中サービスカウンターに配属されていました。
月曜日は結構忙しい曜日です。
そんな中で、私がお客様を接客中に、若い青年がこちらを気にして立っています。
少し困った感じ。
気になりながらも様子を見ていたら、他のパートの人が対応してくれて、その人はおじいさんと話をしていました。
そのおじいさんの姿は、思わず二度見してしまうほどインパクト有り。
70代くらいでしょうか、顔に覚えのあるその方は、パンチパーマの至る所に黄色い点々が無数に着いてたんです。
「な、なに❓❓」
自分のお客様をこなしながら、それは直ぐに何だったのか分かりました。
と言うのは、パートの人がぺしゃんこになったマヨネーズを持って来たから。
多分それが頭に飛び散った…のは分かる。
どう言う状況❓
それは、最初に立っていた若者がキーマンだったのです。
後で詳しく聞いた話だと
駐車場に購入後のマヨネーズが落ちていて、それを青年がタイヤでひいてしまったのです。
マヨネーズは散弾銃のように飛び散って、近くに居たおじいさんのパンチパーマに小さな粒となり入り込んでしまったのです。
その光景は…不謹慎かもしれないけれど何故かギスギスした感じではなく何だか笑いを誘うような…
何故私がそんな風に思ってしまったのか、落ち着いて考えたら分かりました。
被害者であるおじいさんがとても良い方だったのです。
突然マヨネーズ攻撃を受けたのに、怒るでもなく静かに佇んでしました。
上司がタオルで拭いて、そしてお詫びの品を差し上げました。
何にも言葉を発していなかったと思います。
私だったら…もしかして
「臭いが取れません❗️」くらいの事は吐き出して、プリプリしたかもしれない。
おじいさんにとっては最悪の出来事だったろうに、そんな風に責めるでもなく佇む姿は心に残りました。
飛び散ったマヨネーズは駐車してあった車にも飛散したみたいで、青年は車の持ち主に洗車代を渡した様です。
駐車場は、ともすれば気が緩んでしまう場所でもあります。
けれど、今日は笑いで終われるような事で幸いだったけれど、知り合いの母親は駐車場で轢かれて亡くなっています。
車は一歩間違えれば武器です。
緊張感を持って運転しよう、再確認しました。