JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

麦わら帽子で思い出す事

先日ですが朝の散歩の為に麦わら帽子を購入しました。

とてもシンプルなやつ。

女の子の夢との散歩は可愛くなきゃと、100均のコサージュを添えましたf:id:JunchanObachan:20160818094330j:plain留めるゴムが無いので、少しの風でも飛んでいきそうになります。


フッと思い出しました。


確か77年だったと思います。

角川映画で「人間の証明」が公開されました。

若き日の松田優作さんは、役名棟居弘一良という刑事役でした。


冒頭、1人の黒人が刺殺されます。

その被害者の遺留品に西条八十の詩集があり

「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね

夏、碓氷から霧積へ行くみちで渓谷へ落とした  あの麦わら帽ですよ」


この詩が犯人を追い詰める核となるのです。


公開された映画を観る事は出来なかったのに、何故詳しいかというと、

私は幼い頃から家には文庫本が沢山あったのです。

兄は森村誠一さん、姉は横溝正史さん、よく読んでいました。

私が今でもこの2人の小説家が好きなのは、姉と兄の影響が有ったと思います。


それで、当然人間の証明は公開後ですが読みました。

それ以降、森村誠一さんは読破に近かったです。

随分年上だった刑事、棟居弘一良さんは、今は❓


麦わら帽子から、色んな記憶が有るものだと思った朝でした。


きっと今日の散歩も、何気無い1日として私と夢の記憶に残るでしょう。