昨日はお休みでした。
朝は少しノンビリ。
夢の散歩をいつもよりも1時間遅くスタートです。
日差しが強いせいか風はとても爽やかに感じました。
20代の前半よく行った神奈川の海水浴…逗子、三浦海岸など、そこで吹いていた夏の匂いを感じます。
いくつかの水溜りを残して
梅雨が駆け抜けてしまえば
湿った風の 背中越しに
君の好きな夏が来ます
遠い昔に聴きました。さだまさしさんの曲だとは分かっていましたがタイトルが分からず、youtubeで調べました。ほうづきという曲でした。
今は便利すぎます。何か疑問や思い出せない事が有っても、直ぐに調べられる。
自力で記憶を辿ることが無くなってしまうのは、脳の為にはどうなのかな❓なんて思いながらも、自力で思い出す事がなくなっていく今日この頃。
私は特に匂いに敏感。
その日の空気とか、吹く風、雨の匂いがそのシュチュエーションと共に記憶に残ります。
悲しさで言えば、ムクを送り出した日は、1月なのに五月晴れの様な陽気でした。その優しい感触は今も私の心に残ります。5月生まれのムクが偲ばれて、今でも悲しみと懐かしさと愛しさが交錯します。
でも、のんの亡くなった日の陽気だけは記憶に無いのです。一緒に過ごした命が消える瞬間を目の当たりにしたのは、人生の中で初めての経験でした。あの朝の光景は鮮明に残っているのに。
そして、「のんはきっと頑張っているお母さんが好きだったんだ」と、仕事に向かいました。堪えても運転中に涙が溢れて止まらなくなりました。勤務先の人は「15時だったら気持ちが落ち着く❓」と言ってくれたので一旦家に帰りました。
いつもと同じ車窓…けれど、何も覚えていません。雨なのか、晴れなのか、寒かったのか、暖かかったのかさえも何も思い出せないのです。
あの時の自分は、必死でいつもの様に振舞っていたけれど・頭を占める悲しみが強すぎたんだと思います。
風の匂いを感じた時に、ふっと過去に戻ってしまいました。
今は居ない2人に、ありがとうと言いたいです。
ありがとう、いつもそばに居てくれて。楽しい事もいっぱいあったね。
いつかはきっと又会えるね。
お母さんはね、お前たちの後輩、夢を大切にして、これからも天然で頑張るお母さんでやっていくね。