父ですが、とにかく孫には優しかったです。特に私の長男は、父親代わりの様な存在で、保育園に行っていた頃に、父の日の似顔絵は私の父を書いていました。悲しいかな、頭はバーコードになってました。今も我が家の玄関に飾ってあります。
49日の前の夜に、私は父を偲ぶ夕食にしました。
長男が育ち盛りの頃、私は仕事に忙しく帰宅するまで実家の両親が面倒見ていました。
長男が、五目ラーメンをよく作ってもらったと言ってたので、私はその味を再現たかったのです。
生ラーメンの醤油味に、中華丼の具を乗せてみました。
長男は「この味なんだ‼️懐かしい」そう言って感動の瞬間を味わうのか、と…思いきや。
「味をよく覚えていない」との冷めたコメント。
私は考えました。ちょっと違ったんだと。誰よりも父を慕って、納棺の日は涙が止まらなかった長男です。元々優しい子なので、私に気を使ったのでしょう。
又、父のあの味にチャレンジします。