三男は、とっても心優しい子です。
幼い頃は、兄弟の中では、自分の意思をハッキリと言える子でした。次男が口数が少ない分心配も有ったので、母としてはそんな三男が頼もしかったです。
私と同じ干支という事もあり、気も合います。
親としては、そのまま大人になり、何事もハッキリ言える人になればと思っていましたが、三男は優しさの方が上回り、心優しい大人に成長しました。
いつだったか、長男に「あの子はもっと人に対して主張するような大人になるような気がした」と話したら「それは、今までの環境(家庭でもめたり、母子家庭になった事)の影響はあると思うよ。でも、それはそれで悪い事では無いと思うよ。冷静で心優しくなったのは、自分でそれを乗り越えてきたからだと思うよ」
そう言ってくれました。
親としては、子供にそんな試練を与えた事は申し訳無く思っているけれど、殺伐とした現代でも優しい心を持ち続けている三男の事は、親が教えられる気がします。
昨年ですが、三男には随分辛い思いをさせました。
ムクが亡くなった時です。
ムクは三男の弟の様な存在でした。(ムクは自分が兄と思っていたと思うけど)
三男が帰って来たのは土曜日でした。2日前に亡くなったけれど、三男が帰るまで待ったのです。
私は仕事に行き、昼休みに自宅に戻りました。すでに三男は帰っていたけれど、真冬なのに暖房も付けず、こたつも切って有りました。聞いたら、数時間前に着いたと…
寒くなかった❓と聞いたら、ムクの顔を見たり、触ったりしていたらいつの間にかこんな時間になってしまった。ポツンとそう言いました。
その光景を想像しただけで泣けてきました。
私が買ってきたお弁当にも箸を付けずただただムクを見ていました。
私は自分が恥ずかしくなりました。
いつもワンコの近くに居たのは私です。なのに、病気を発見するのは三男でした。撫でたり触ったりすると、毛の下の皮膚が炎症起こしていたり、そういう事が分かるんです。
1番ワンコを愛していたのは三男だと思います。
一人の時に泣いた夜も有ったでしょう。けれど今は、メソメソしていません。私の様にトラウマで、曲を聴くと泣き出すとか、そういう事も有りません。
自分の中でブレない物を持っているんです。
三男に限らず、子供達に教えられる事は多いです。
写メですが、幼い頃の三男のイメージを描いてみました(数秒で)
イメージなので、お目目はたれてはいないです。
今の三男は、鼻筋が(私に似ず)
シュッとして、顔は小顔です。
目は切れ長で(私は出目金です)まつげは長いです。
今日は昨年の事を思い出し、途中泣いてしまいました。
たまにはいいですよね❓泣くのは悪い事では無く、大切な事ですよ、と言ってくれた人が居ます。
大切な人や家族を思って出る涙は、やはり大切なのだと、そう思える夜です。