JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

虹の橋

f:id:JunchanObachan:20150609154618j:plain一昨年、昨年、相次いでワンコを亡くしました。 

のんが居なくなったのは寒くなり始め、初雪にはまだ早いかなという季節でした。

16才でした。子供のムクは14才。のんが亡くなって家で寝かされていても、散歩には行かなければならずムクを連れて寒空へ…

声を出して泣きました。でも、風の音が鳴き声をかけ消してくれる、風が涙を吹き飛ばしてくれる。

数日後の事です。職場の屋上の駐車場から見える山に、うっすらと虹がかかっていました。ロープウェイの頂上から雲に向かって伸びていました。のん、虹のたもとについたんだね。優しかったのんの様に薄い色の虹でした。

それから2ヶ月後、まさかムクが亡くなるとは…のんが居なくなってから、食欲も落ちていたけれど…病院に連れて行った時は手遅れでした。

点滴を受けて帰宅、次の日は長男が居たので仕事に行きました。その帰りです。最寄駅の前を車で通過した時に「ムクはもういない」と、何かに導かれる様に確信したのです。

運転しながら涙が溢れ、帰宅したら長男が外まで出てきて「お母さん、ダメだった」と。

のんは、認知症を患って最期は静かに眠る様でした。

でも、ムクは…休みだった長男が少し家を出た間にだった1人で息をひきとった。「ムク、ゴメン、本当にゴメン」謝る言葉しか出てこなかった。その数日後、職場の出入り口から見えた物は…大きな大きな虹でした。三男がネットで調べてくれた虹の橋の話、毎晩読んで涙を流していましたが。

その物語はペットを失った人の気休めなどてはないんだ。あの子達は今たもとにたどり着いて元気な姿で私を待っている。そう思えました。

ムクの虹はいつまでも消えなかった。のんの虹は写メに残しましたが、ムクの虹は仕事中の為に残せなかった。でも、私の脳裏にいつまでもいつまでも焼き付いています。

何十年も虹を見る事もなかったのに、相次いで見たのは、たまたま気象状況がそうだと言ってしまえばそうかもしれませんが…

私は信じています。あの、大切な子達がそこにたどり着いたのだと。