JunchanObachanのブログ

じゅんちゃんおばちゃんの夢日記

のんが来た日

3人兄弟の我が家にのんがやってきたのは18年前の9月です。真っ黒で目がクリクリした可愛い仔犬でした。

その日から、新たな子育てが始まり、夜中2時間毎に泣くのでミルク、オシッコ、残暑の残る頃でしたが私は夜は長座布団で1ヶ月過ごしました。


2年後には赤ちゃんを3匹出産し、一番ブサイクだったムクが残りました。出産後子供を守る気持ちが強かったのか、他人に攻撃的になってしまい、近所の小学生を噛んでしまうという辛い事も有りました。

でも、我が子は大切に育て、本当にしっかり者のお母さんという感じでした。

そんなしっかり者ののんが、15才を過ぎた頃から様子が変わり、いつしか、遠吠えをしたり、同じ方向にクルクル回ったり、夜中も徘徊するようになりました。

でも、私が帰宅し抱っこすると、遠吠えを何度もして「お母さん帰るの待っていたよ」と言ってるようでした。

それでも食欲は有ったのですが、一昨年の11月、三男と私が見守る中静かに呼吸が止まりました。16才になったばかりでした。

その日の天気は寒かったのか暖かかったのか、全く覚えていません。三男と2人、いつまでも名前を呼んで、最後に「何処に行ってしまったんだろう…」と言った三男の言葉は今も忘れる事が出来ません。

いつまでも、いつまでも、一緒に居られると思っていました。

今でも、こうして振り返るとやはり涙が出てしまいます。