14日、親友とのドライブに行って来ました。
一度しか行った事のない彼女の家は、特別な目印も無くて分かりにくいところです。
でも、忙しさにかまけて、彼女に右折する時の目印を再確認する事もなく、何故か変な自信も有ってスタート。
途中でガソリンを給油して、そしてお弁当を買いました。
ドライブするとなると往復で1時間半はみたい。そして何処かで食事をしたら2時間くらいはゆっくりしたい。
合わせて3時間半は欲しい。
ドライブという事を告げて、オッケーが出たけれど、彼女の指定した時間は
「11時20分頃に迎えに来て欲しい、15時からは歯医者の予約があるので14時には帰りたい」
2時間半は微妙な時間でした。
幸いにも天気が良かったので、ドライブの後に芝生の有る公園でお弁当、そんな感じでいました。
約束の時間にほぼピッタリ。
しかし…
私は彼女の家の右折を見逃してしまい、後ろのお爺さんの車がピッタリくっついてくる為に直進して左側に会ったコンビニから電話をしました。
彼女はコンビニまで車で行くよと言ってくれたけど、待てど暮らせど来ません。
電話をしたら
「何処のコンビニ‼️」
と言われちゃった⤵️⤵️
私は行き過ぎたと言ったのに、彼女は何故か家から私の来た方に戻って同じ名前のコンビニで待っていたのです。
やっと出会って、ちょっと気分もイマイチになってしまったけれどスタート。
運転は順調です💨💨
色々な話が出来ました。長男といつか行った場所で、又違う顔を見せてくれている富士山を2人で眺めました。風が少し強かったので、湖はさざ波が見えました。こちらに越してきてから、娘さんや旦那さんと富士山の見える場所には何度も行ったようで、彼女は写真を撮ることはしませんでした。
最初に時間のロスが有った為に、もう昼を過ぎてしまっています。
お昼は、下の2人が幼かった頃に父がよく連れて行ってくれた芝生の有る公園で取ることにしました。
思いの外彼女は食欲が有って、おにぎりも2つ食べました。
ごく自然な形で、彼女は辛かった時の事を語り始めました。
20代の後半に、彼女は看護師の資格を得るまでの間、見事に走り続けていたのです。
子育て、家事も完璧にして、看護学校の合間に週に2日は早朝のファミレスでアルバイトもしていました。
120%で走っていたと思う。
ポツリとそう言いました。
その頃は、今の様な病に苦しむなど思ってもみなかったでしょう。
最初に症状が現れたのは、九州に越してから。
或る精神科に勤務して、婦長の立場になったそうです。
患者さんや看護師からは慕われていたけれど、もう1人の婦長が居て(どういう形の病院か分かりませんが)
派閥があった様です。
彼女は派閥を作るタイプでは無いので、そういった苦しみ、そして仕事の疲れ、ある日倒れてしまったと話した頃には涙が流れていました。
私は、聞いているしかなかった。
その後、11回もの入院。
今日行く事になっている歯科医院は、入院中に転倒し前歯が3本折れてしまって、4本目も抜かなければならないと言われていたのが、そこの歯科医は抜かなくても良いと行ってくれたそうで、その治療の為です。
薬で朦朧としている為に、顔面を強打した、私はその頃の彼女に会う事が無かったので、長い長い辛い日々を思うとかける言葉も有りません。
風が冷たくなってきたので公園を後にして、彼女と別れる前に、九州に行くスケジュールを教えてもらいました。
九州に2泊、途中で親戚の家に1泊、関東の遊園地のホテルに1泊
20日には帰ってくる予定です。
遺書の事は口にしませんでした。
出発の日
「気をつけてね」
とだけメールして
そして、或る人の助言で、彼女に今朝ラインをしました。
「こちらは良い天気だよ。
桜も咲きました、空は何処までも蒼く。
離れていても同じ空を見れるね」
それだけ。
30分後に返信が来ました。
息子と夜中の3時まで遊んで疲れた事、入院した時の友達とお寿司を食べた事、楽しそうでした。
私は、心の中では、死の誘惑に負けないで、帰って来たと叫んでいます。
けれど、一度も言葉には出しませんでした。
彼女に、じゃんちゃんに又会いたい‼️と思って欲しかったのです。
メールでの連絡は一回にします。
もう、彼女を信じるしかない。旦那さんにはマメに連絡を入れているようなので。
そして、会った時にふっと感じたのが、1人になりたいという気持ちが見え隠れするのです。
旦那さんは優しい人だけれど、帰るコールが来ると、テンション下がるみたいな。
「またつまみを作れって、面倒」
それ、きっと彼女は誰にも言わなかったんじゃないかな❓
日常のちょっとした愚痴も、溜めてしまうと塊になります。
でも、彼女は分かっているのです。旦那さんが自分の事を如何に大切に思っているか。
私と会った日には彼女は悪夢を見たようで、ずっと泣いていたそうです。
「どうしてそんなに泣くの」
ずっと慰めてくれたって。
良い旦那さんだよ。
でも、いつも一緒に居たら重荷になる事も有る、わかる気もする。
私と会う時も
「今日はキャンセルしようかと迷った」
本音を言いました。
悪夢の余韻が辛かったんでしょう。
そんな時に、道に迷ったぁ
行くしかなかった状況を作っちゃった😓😓
天然は相変わらず健在なのでした。
湖の近くにバックで駐車する時に
「一回では入れにくいかもね、あっ出来たね」
私は危なっかしいと思われがち。そして今日の道に迷った件でちょっと信用を失いました。
そして、別れた後のメールには
「ストレス、溜めないようにね、嫌な事は誰かに話した方が楽になるよ」
彼女は看護師なので、私の病気の事を心配しての言葉。
励ますつもりが逆に励まされちゃった。
今私は、彼女を信じて待ちたいと思います。
決して命を粗末にするような人ではない。
信じるしか有りません。